[今夜の視点]海外原油=失望売りに持続力は乏しいか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比1.83ドル安の76.03ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは75.36〜76.07ドル。
 今晩の海外原油は反発か。石油輸出国機構(OPEC)プラスの追加減産に失望する
向きはあるが、減産幅が多少なりとも上積みされたことは確かであり、売りが続くよう
な場面ではなさそうだ。来年の米景気悪化見通しと需要の下振れ懸念がくすぶっている
なかで、主要産油国が相場を下支えできるか不明だが、現時点で需要悪化を過剰に意識
する場面はないと思われる。米景気見通しの悪化とともに、米利下げ期待が広がってく
るならば、リスク資産の一角である原油がしっかりと推移する可能性が高い。
<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 製造業購買担当者景況指数 2023年11月確報(Markit)
◆ スイス ◆
【経済】17:00 国内総生産 2023年7-9月期(経済省)
◆ アメリカ ◆
【経済】12/2 00:00 建設支出 2023年10月(商務省)
【経済】12/2 00:00 製造業景況指数 2023年11月(ISM)
【経済】--:-- 新車販売台数 2023年11月(Autodata)
【商品】12/2 05:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 雇用統計 2023年11月(カナダ統計局)
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