[12月4日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 11月27日〜12月4日 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 <東 京> 先限 39,790 39,900(27) 39,150 (28) 39,450 -200 ====================================== <シカゴ>1日終値 前週末比 |<週間統計データ> (11月23日まで) 23/12 464.50 +1.25 |週間輸出検証高: 40万6,680トン 24/ 3 484.75 +2.25 |週間輸出成約高:192万7,800トン −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 148.01円 前週末比 1.26円の円高 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】とうもろこし先限は下落基調にある25日移動平均線(3万 9760円)を上抜くことできるかに注目。シカゴはもみあい予想。アルゼンチン、ブ ラジル産地の天候が材料視されやすい状況に変わりないが、小麦相場の動向にも引き続 き、材料視されるであろうとした。 【先限はシカゴ2ケタ高にも反応鈍く売り方は弱気姿勢崩さず】 とうもろこし先限は28日の午前中に3万9150円まで下落し、今月14日の安値 3万9180円をわずかに下抜いた。しかし、その日のうちに3万9300円台に戻 し、下放れにはならず。30日に3万9800円に上昇したが、1日に3万9410円 まで反落となり、レンジ相場から抜け出せない。30日のシカゴ期近が2ケタ高となっ たが、反応薄。出来高が低迷し、買い戻しの動きは増えず、売り方は弱気姿勢を崩して いない印象だ。 25日移動平均線は下落基調となり、3万9550円まで低下。1日は25日移動平 均線を下回って引けた。11月は月間の値動き幅が850円にとどまり、方向感がな く、売買妙味を欠いた。3万9150〜3万9950円のレンジ相場をどちらかに放れ るまで新規売買は手控えムードが続きそうだ。 【シカゴコーンは安値更新後に反発も大局的には弱気相場】 シカゴコーンは安値更新後に反発に転じた。中心限月は期近12月限から期近3月限 に移行。期近3月限は11月29日に470.50セントまで下落し、5月限とともに 一代安値を更新した。一代安値を更新後にプラスサイドに反転となり、同月30日に 484.50セントまで反発。月末商いで、利益確定の買い戻し主導の自律修正高場面 となった。今月14日に納会となる期近12月限は11月29日の取引で450セント 割れで引けたが、30日には460セント台を回復。ただし米国産コーンは需給ひっ迫 感がなく、大局的には弱気相場。 大口投機家は11月21日時点で売り越し幅を12万4006枚まで拡大。22日以 降、取組高が大幅に減少しており、買い戻しの動きから売り越し幅は縮小しているが、 依然として10万枚近い売り越し状態となっているとみられる。買い戻しが増えれば、 3月限は490セント近くまで戻りの余地が生まれる。490セント超えとなると、さ らに買い戻しが増え、踏み上げ相場になると予想。 4日からの週は8日に米農務省(USDA)から需給報告の発表があり、玉整理中心 になるとみられるが、需給報告前にさらにドル安が進展するならば、買い戻し要因にな る。需給報告は米国産コーンの需給見通しに加え、アルゼンチン、ブラジルの南米の需 給見過しにも注意したい。 【当面の予定(イベント・経済統計)】 4日 独貿易収支 2023年10月(連邦統計庁) 米耐久財受注 2023年10月確報値(商務省) 米製造業新規受注 2023年10月(商務省) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 5日 中国サービス業購買担当者景況指数 2023年11月(財新) キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行) ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2023年11月確報(Markit) ユーロ圏生産者物価指数 2023年10月(EUROSTAT) 米非製造業景況指数 2023年11月(ISM) 6日 独製造業受注 2023年10月(経済技術省) ユーロ圏小売売上高 2023年10月(EUROSTAT) 全米雇用報告 2023年11月(ADP) 米貿易収支 2023年10月(商務省) 政策金利発表(カナダ銀行) 7日 中国貿易収支 2023年11月(税関総署) 独鉱工業生産指数 2023年10月(経済技術省) ユーロ圏域内総生産 2023年7-9月期確報(EUROSTAT) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米卸売在庫 2023年10月確報値(商務省) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 8日 全世帯家計調査・消費支出 2023年10月(総務省) 国内総生産 2023年7-9月期2次速報 (内閣府) 国際収支(経常収支) 2023年10月(財務省) 上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所) 独消費者物価指数 2023年11月確報(連邦統計庁) 米雇用統計 2023年11月(労働省) 米消費者信頼感指数 2023年12月速報値(ミシガン大) 世界穀物・需給報告(USDA) 米国産穀物・需給報告(USDA) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。