アジア株 香港株は大幅続落 上海株は3000大台割れ寸前 政府系ファンドの買い増しも相場押し上げ効果なし 東京時間11:04現在 香港ハンセン指数 16461.85(-184.20 -1.11%) 中国上海総合指数 3006.50(-16.41 -0.54%) 台湾加権指数 17279.21(-142.27 -0.82%) 韓国総合株価指数 2505.75(-9.20 -0.37%) 豪ASX200指数 7061.10(-63.55 -0.89%) アジア株は総じて下落。 香港株は大幅続落、年初来安値をつけている。前日のナスダックの下げが嫌気されているほか、中国の景気減速も引き続き懸念されている。 レノボやネットイース、JDドットコム、シャオミ、バイドゥ、美団、テンセントホールディングスなどハイテク関連が総じて下落している。 製薬会社の薬明生物技術は4.4%安と続落、3年超ぶり安値をつけている。きのう、今年と来年上半期が「最も厳しい時期になる」と予想していると明かしたことで同社株は24%急落し、その後売買停止となっていた。きのう遅くに同社は将来に対して前向きな見通しを維持していると明かしたが株価は反発せず。 豪州株は反落。きのう史上最高値を更新したNY金価格が利益確定売りに押されて大幅安となったことから、金鉱株が急落している。カプリコーン・メタルズは9%超安、エメラルド・リソーシズは7.9%安、シルバー・レイク・リソーシズは6.5%安。 上海株は続落、およそ5週間ぶり安値をつけている。3000の大台割れ寸前。 報道によると政府系ファンドが今週1週間、毎日ハイテク関連のETFを買い増しする可能性があると報じている。先週末、国有資産運用会社の中国国新控股有限責任公司はハイテク関連のインデックスファンドを買い増ししたと報告していた。ただ、このようなやり方で相場を押し上げても景気回復のペースが加速しなければ意味はない。投資家は中国の先行きに対して悲観的なままで、現に週明け上海株は下落して始まり、きょうも売り優勢で始まっている。 中国11月の財新非製造業PMIは51.5と前回から上昇、3カ月ぶり高水準となった。上海株と香港株は一時下げ幅を縮小する場面があったが、再び下落している。
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