アジア株 上海株は小幅続落、景気減速懸念が重石 韓国YG株は急騰、ブラックピンク再契約を好感 東京時間11:16現在 香港ハンセン指数 16426.18(+98.32 +0.60%) 中国上海総合指数 2968.31(-3.99 -0.13%) 台湾加権指数 17409.73(+81.72 +0.47%) 韓国総合株価指数 2506.91(+12.63 +0.51%) 豪ASX200指数 7163.40(+101.84 +1.44%) アジア株は上海を除いて上昇、値ごろ感で買い戻されている。 香港株は0.60%高、続落して始まったが年初来安値水準にあることから値ごろ感で買い戻されておりプラス圏を回復。ただ、中国景気先行きに対する懸念は根強く、このまま上昇し続ける可能性は低い。 格付け会社ムーディーズはきのう、不動産不況などの経済下振れリスクを理由に中国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。ムーディーズは中国の経済成長率は2030年までに3.5%程度にまで低下すると見込んでいる。 バイドゥやネットイース、シャオミ、美団などハイテク関連が買い戻されている。コンピューターメーカーのレノボは7.8%高、目標株価引き上げが材料視されている。新世界発展や恒基兆業地産、九龍倉置業地産投資など不動産関連の一角も上昇。 製薬会社の薬明生物技術は2.3%高。最大6億ドルの自社株買いを発表した。同社は今年と来年上半期が「最も厳しい時期になる」と明かしたことで月曜日に20%超急落、その後売買停止となっていた。取引再開した昨日も下落していた。 上海株は小幅続落、景気減速懸念が重石。およそ6週間ぶり安値。原油価格の下落を受け中国石油天然気や中国石油化工、中国海洋石油などエネルギー関連が総じて下落している。公益や金融、コミュニケーションサービス関連の一角も下落している。 韓国市場ではハイテクや金融、医療品関連が上昇している。 韓国3大芸能事務所の1つYGエンターテインメントが20%超急騰、一時3週間ぶりに6万ウォンの大台を突破した。YGエンターテイメントの子会社YGプラスも25%急騰、9月15日以来の高値をつけている。人気ガールズグループのBLACKPINK(ブラックピンク)が再契約したことが材料視されている。BLACKPINKのヒット曲「Kill This Love」のミュージックビデオはYouTubeで再生回数19億回を突破している。 豪州株は大幅高。第3四半期GDPが前期比+0.2%と前回の+0.4%から減速、市場予想の+0.5%も下回ったことから豪利上げ終了との見方が一段と高まっている。不動産や消費者サービス、医療品、生活必需品、金融、資本財など幅広い銘柄が上昇。原油安にもかかわらず素材とエネルギー関連も総じて上昇している。
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