(NY時間14:20)(日本時間04:20) リバティ・メディアF1<FWONA> 56.05(-0.17 -0.30%) アナリストが来年のスポーツ関連の有望銘柄にリバティ・メディアのフォーミュラ・ワン<FWONA>を挙げている。同社はF1レースの世界選手権の独占的商業権を保有するが、2024年におけるベストアイデアの「ポールポジション」を獲得するという。 F1への関心が頭打ちになりつつあり、スポーツ放映権の細分化が進んでいるという懸念はあるが、同社は投資家に正しく認識されていないという。同社の契約収入と変動コスト構造は、低い実行リスクと個人消費の潜在的な弱点に対する弾力性を提供すると指摘。同社の目標株価を90ドルとしており、それは前日終値から60%上昇の可能性を示唆している。 1月から10月までのテレビ視聴契約数が前年比で19%増加したにもかかわらず、F1は米国でまだ浸透していない。また、北米における2023年のレース観客動員数も前年比でプラスに転じたという。来年は2019年以来となる中国グランプリの復活によって、さらなる材料が生まれると予想している。来年のF1レースは今年の22レースに対し、来年は24レース開催され、ラスベガス・グランプリからの利益も2024年以降上昇するはずだという。 同アナリストまた、国別コンテンツ配給交渉における市場支配力、スポーツ資産に対する需要増加など、構造的な追い風が当面続くとも予想している。 【企業概要】 メディア・コミュニケーション・エンターテインメント業界の資産を保有する会社の連結子会社。フォーミュラ1世界選手権の独占的商業権を保有する。レースプロモーション・メディア権・スポンサーシップ契約の締結を組み合わせた世界選手権の商業利用と発展から主な収益を得る。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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