NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 1)   892.3      919.1       890.0       912.0    + 18.3
         (24/ 4)   901.5      926.6       897.5       919.7    + 18.5
 パラジウム  (24/ 3)   951.00     999.00      944.00      981.20   + 30.50
         (24/ 6)   986.00     986.00      986.00      987.80   + 30.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          29,963         32,063        78,526       (+  3,018)
 パラジウム          3,103          3,579        21,363       (+     92)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          36,117.38  +  62.95
      6日  147.33/35   1.0762/64   ・ナスダック         14,340.00  + 193.29
      7日  143.72/74   1.0795/97   ・10年米国債利回り      4.13  +   0.02
・NY原油  (24/ 1)   69.34 - 0.04  ・SPDR保有金残高    880.83      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続伸。前日比は、プラ
チナが18.3〜19.3ドル高、中心限月の1月限が18.3ドル高、パラジウムが
29.50〜30.60ドル高、中心限月の3月限は30.50ドル高。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、ドル安一服が圧迫要因になったが、欧州時
間に入ると、米国債の利回り上昇が一服し、堅調となった。日中取引では、米新規失業
保険申請件数で労働市場の緩やかな減速が示され、ドル安に振れたことを受けて堅調と
なった。
 パラジウム3月限はドル安を受けて買い戻し主導で上昇した。
 プラチナ1月限は時間外取引を890.0〜902.4ドルのレンジで推移し、前日
比5.5ドル高の899.2ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、ドル安一服が圧
迫要因になったが、欧州時間に入ると、米国債の利回り上昇が一服し、堅調となった。
 日中取引は、米新規失業保険申請件数で労働市場の緩やかな減速が示され、ドル安に
振れたことを受けて堅調となった。時間外取引の高値を突破し、テクニカル要因の買い
も入り、919.9ドルまで上昇した。
 米新規失業保険申請件数は1000件増の22万件と労働市場の緩やかな減速を示し
た。市場予想の22万2000件を下回ったが、米国債の利回りが低下し、ドル安に振
れた。
 パラジウム3月限は、時間外取引を944.00〜969.50ドルのレンジで推移
し、前日比17.30ドル高の968.00ドルとなった。3月限は高寄りしたのち、
ドル安一服が圧迫要因になったが、欧州時間に入ると、米国債の利回り上昇が一服した
ことを受けて買い戻された。
 日中取引は、米新規失業保険申請件数の増加やドル安を受けて買い優勢となった。前
日高値を突破し、買い戻されると、999.00ドルまで上昇した。
 6日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比324オンス減の21万
4918オンス、パラジウムは変わらずの4万3566オンス。
今日の材料
・イランのライシ大統領は、モスクワを訪問し、ロシアのプーチン大統領と会談した。
会談の冒頭、パレスチナ自治区ガザでイスラエルによるパレスチナ人の「大量虐殺」を
西側諸国が支援していると非難した。
・金融大手ゴールドマン・サックスのエコノミストは、欧州中央銀行(ECB)が
2024年4月から毎回の会合で0.25%ポイントの利下げを実施し、政策金利が
2025年初めまでに現在の4%から2.25%まで低下すると予想した。
・国際的な再就職支援会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、米
国に拠点を置く企業が11月に発表した人員削減は前月比24%増の4万5510人だ
った。前年同月比は41%減った。
・米新規失業保険申請件数は1000件増の22万件だった。労働市場は緩やかな減速
傾向が続いている。市場予想は22万2000件だった。
・10月の米卸売在庫は0.4%減と、前月発表された速報値0.2%減から下方修正
された。在庫投資が今期の経済成長の足かせとなる可能性を示した。市場予想は修正な
しだった。
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