NY原油市況=急反落、米CPIを嫌気し6月以来の安値を更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/01     71.43       71.96       68.22       68.61        - 2.71
  2024/02     71.67       72.20       68.49       68.85        - 2.71
  2024/03     71.90       72.41       68.77       69.09        - 2.67
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     542,989             615,596             1,642,844    ( - 1,731)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/01     250.74    -10.13
                            2024/02     248.03    - 9.86
         改質ガソリン       2024/01     197.97    - 6.34
                            2024/02     199.32    - 5.92
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク原油は急反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.71ド
ル安。その他の限月は2.67〜0.33ドル安。
 11月の米消費者物価指数(CPI)を手掛かりに、高水準の政策金利に据え置かれ
る期間が長引くとの警戒感が強まった。世界最大の石油消費国である米国の景気悪化や
需要下振れ懸念が再び広がっている。11月の米CPIのコア前年比は+4.0%と前
月から横ばいで、鈍化傾向が一巡している。13日の米連邦公開市場委員会(FOM
C)の結果公表を控えて、タカ派的な据え置きが続くとの警戒感が強まった。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した月報で、2024年の米需要見通しは日量
2040万バレルにほぼ据え置かれた。一方、来年も米国の原油増産は続くと想定され
ているが、米原油生産見通しは日量1311万バレルまでやや下方修正された。
 時間外取引で1月限は71.96ドルまで堅調に推移したが上値は伸びず。通常取引
開始を控えて売りが強まると下げが加速し、68.22ドルまで下落した。中心限月と
して今年6月以来の安値を更新。
 改質ガソリンの期近は続落。ヒーティングオイルは反落。原油安が重しとなった。
今日の材料
・米原油在庫の市場予想は前週比150万バレル減
・イエメンの武装組織アンサール・アッラー(フーシ)、ノルウェーのタンカーを攻撃
・イスラエル行きのノルウェーのタンカーを標的とした=アンサール・アッラー
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。