NY金・銀市況=急伸、米FRBの利下げ見通しなどが支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 2)  2043.2     2062.9      2039.1      2044.9     + 47.6
          (24/ 4)  2063.0     2082.0      2058.9      2064.2     + 47.5
   銀     (24/ 3)  2409.5     2452.5      2406.0      2438.6     +146.5
         (23/ 5)  2432.0     2474.0      2429.5      2461.2     +146.7
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           230,466       217,420       476,125        (+  6,186)
  銀           96,383        85,908       133,961        (-    320)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          37,248.35  + 158.11
     13日  142.94/96   1.0881/83   ・ナスダック         14,761.56  +  27.60
     14日  141.80/82   1.0992/94   ・10年米国債利回り      3.94  -   0.09
・NY原油  (24/ 1)   71.58 + 2.11  ・SPDR保有金残高    877.96  +   2.31
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は大幅続伸、銀は急反発。終値の前日比は金が42.9〜47.9ド
ル高、中心限月の2月限が47.6ドル高、銀が143.2〜146.7セント高、中
心限月の3月限は146.5セント高。
 金2月限は大幅続伸。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ
見通しが示されたことを受けて買い優勢となった。日中取引では、欧州中央銀行(EC
B)が利下げの可能性を示唆しなかったことが支援要因になったが、買い一巡後は利食
い売りなどが出て上げ一服となった。
 銀3月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや金急伸を受けて買い優勢と
なった。
 ニューヨーク金2月限は大幅続伸。時間外取引では2039.1〜2055.2ドル
のレンジで推移、前日比56.2ドル高の2053.5ドルとなった。2月限は高寄り
したのち、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ見通しが示されたことを受けて
買い優勢となった。
 日中取引では、欧州中央銀行(ECB)が利下げの可能性を示唆しなかったことが支
援要因になり、2062.9ドルまで上昇した。買い一巡後は利食い売りなどが出て上
げ一服となった。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ見通しに加え、欧州中央銀行(ECB)
が利下げの可能性を示唆しなかったことが支援要因になった。一方、11月の米小売売
上高は前月比0.3%増と予想外に増加した。市場予想は0.1%減。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で2406.0〜2446.0セントのレンジ
で推移し、前日比150.9セント高の2443.0セントとなった。3月限は高寄り
したのち、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通し受けて買い優勢となった。
 日中取引では、欧州中央銀行(ECB)が利下げの可能性を示唆しなかったことやド
ル安を受けて上値を伸ばし、2452.5セントまで上昇した。
 12月13日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの2007万
4060オンス、銀は61万4181オンス増の2億6851万9185オンス。

今日の材料
・イングランド銀行(英中央銀行)は、政策金利を15年ぶり高水準となる5.25%
に据え置き、金利が「長期にわたり」高止まりする必要があるとの認識を改めて示し
た。
・欧州中央銀行(ECB)は理事会で、政策金利の据え置きを決定した。据え置きは2
会合連続。インフレ期待の低下にもかかわらず金利は高水準にとどまると改めて確認
し、利下げ観測を押し戻した。
・欧州中央銀行(ECB)は、インフレ見通しを一部引き下げた。約2年間で2%目標
を達成するとの見方が示され、来春にも利下げが実施されるとの観測が強まった。
・11月の米輸入物価指数は前月比0.4%下落した。下落は2カ月連続。エネルギー
製品や自動車の価格下落を受けた。輸入物価の下落が来年の国内のインフレ率低下に寄
与する可能性があることが示唆された。
・11月の米小売売上高は前月比で0.3%増えた。市場予想の0.1%減に反して増
加した。年末商戦が好調なスタートを切ったのが売り上げを押し上げた。
・米新規失業保険申請件数は1万9000件減の20万2000件となった。市場予想
は22万件だった。
・10月の米企業在庫は前月から0.1%減となった。市場予想(横ばい)に反して減
少した。減少は6月以来で、在庫投資が今四半期の経済成長の足かせとなる可能性を示
唆した。9月は0.2%増だった。
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