[本日の見通し]石油=大幅高、海上備蓄は5年ぶりの低水準まで減少

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油の2024年5月限は大幅高。2000円程度上昇し、夜間取引の高値圏を維持
している。
 調査会社ケプラーによると、10月の原油とコンデンセートの海上備蓄が5年ぶりの
低水準まで減少したという。昨年にかけて中東地域で積み増されていた海上備蓄はほぼ
払拭されており、石油輸出国機構(OPEC)プラスが継続している供給制限の効果が
現れている。経済協力開発機構(OECD)加盟国の商業在庫の引き締まりは限定的だ
が、海上備蓄の減少が一巡すれば、次はOECD商業在庫が引き締まってくるだろう。
OECD商業在庫の減少は原油高を示唆する。
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.03ドル安の71.55ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは71.54〜71.70ドル。
 原油5月限の予想レンジは6万6200円から6万7200円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万1000円から8万2000円。
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