●論点解説原油、FOMC後のリスクオンの余波=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国際エネルギー機関(IEA)月報が発表されたが、世界石油需要見通しは
2023年が9万バレルひきさげ、24年が13万バレル引き上げとなった。23年に
関しては欧州地区の需要が想定を下回っている影響が指摘される一方、24年に関して
は米国などの経済環境に対する信頼感が高まっている影響がある。その意味では、今週
の米連邦公開市場委員会(FOMC)の意味は大きかった。過去の傾向として大幅な利
上げ後はリセッション入りする確率が極めて高いが、今回はリセッションの発生なくし
て利上げ終了、そして利下げサイクルを消化できるのではないかとの期待感が浮上して
いる。株価はそうしたゴルディロックス見通しから急伸しているが、原油相場にもFO
MCが一定のポジティブな影響を及ぼしている模様だ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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