●論点解説金、高値での経験値を増やしていく=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は米連邦公開市場委員会(FOMC)前後で値位置を大きく切り上げた。FO
MC前は利食い売りで2000ドルを割り込んでいたが、FOMC後は2000ドルに
続いて2050ドルも上抜いている。利上げ終了、そして来年の利下げサイクル入りに
対する信頼感が高まっている結果である。FOMC後の値動きに関しては瞬間的なもの
に留まることもあるが、今回は安定的に50ドル超の値上がり状態を維持している。年
内はクリスマスの休暇前に利食い売りを入れるのか、このまま過去最高値圏で越年する
のかが問われるのみである。残された時間からは過去最高値2152.30ドル突破は
難しい状況だが、すでに2100〜2150ドルは瞬間的にとは言っても経験したこと
のある価格水準になっている。2050〜2100ドルのレンジも過去の取引時間はほ
とんど存在せず、まずはこうした価格水準での経験値を増やしていく局面になろう。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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