日本時間23時15分に発表になった11月の米鉱工業生産指数は前月比0.2%の上昇と前回の大幅なマイナスから回復した。全米自動車労組(UAW)のスト終結後、自動車メーカーと部品サプライヤーの活動が持ち直したことを反映されている。自動車メーカー3社に対するUAWのストは、10月の製造業生産を大きく低迷させる要因となっていた。自動車生産は7.1%上昇。 一方、自動車を除いた生産は0.2%の低下だった。スト終結は自動車には追い風となったが、全体で見ると高い借り入れコストが引き続き重荷となっている。電力が3カ月連続で低下した。設備稼働率は前月に比べて若干上昇したが、依然として低水準。 自動車生産は年率換算で前回の920万台から1025万台に回復。ただ、スト前の水準は下回っている。 *米鉱工業生産指数(11月)23:15 結果 0.2% 予想 0.2% 前回 -0.9%(-0.6%から修正) 設備稼働率 結果 78.8% 予想 79.1% 前回 78.7%(78.9%から修正) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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