［本日の見通し］ゴム＝売り優勢も下げ幅は限定的か、ドル円に注目

　ＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、売り優勢だが、下げ幅は限定的となる可能性がありそう
だ。寄り付きでは、上海夜間安を背景に地合いを緩める限月が目立った。その後は、下
げ渋りを見せている。
　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、上海夜間安から序盤は売りがやや優勢となるが、ド
ル・円が戻りを試す展開となれば、下げ幅は限定的となり、プラスサイドに振れる可能
性もある。
　現状、ドル・円は戻りを２００日線がある１４２．５７円の手前で抑えられている。
１５日の取引でも２００日線突破を東京時間とＮＹ時間に試して、いずれも失敗してい
る。ただ、今日は明日結果が公表される日銀金融政策決定会合を控えて、買い戻しが入
りやすい状況となる。ドル・円が同線を突破すれば、買いに勢いが付き、１４３円付近
まで戻す可能性がある。ＪＰＸゴムＲＳＳ３号にとっては支援材料になる。
　一方、上海ゴムの中心限月の５月限は、１万３５００元前後でのもみ合いとなってい
る。戻りを試せば、１１日の高値１万３６９０元がポイントになる。同水準を上抜く
と、節目の１万４０００元が意識される。一方。下攻めとなるようなら、１万３３００
元前後が支持となるだろう。

　午前９時３３分時点の円相場は１ドル＝１４２．３７円付近で推移している。

　午前９時３３分時点のゴムＲＳＳ３号活発限月の５月限は同２．７円安の２３５．４
円。今日の日中、予想される３月限のレンジは２３３．０〜２４０．０円前後。

　今後一週間先までのＲＳＳ３号５月限の予想レンジは２３０．０〜２６０．０円。
テクニカルからの下値支持線は２３０．０円（節目）、上値抵抗線は２４５．０円（節
目）。

MINKABU PRESS

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