石油午前=上昇、期中は戻り売り圧力が強く5月限は上げ幅を削る

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は総じて上昇。日中取引は週明けのニューヨーク原油時間外取引の上
昇を背景に序盤から買い優勢となった。1ドル=142円台前半の円小幅安も買い方に
有利に働いた。ニューヨーク原油時間外取引が上げ幅を縮小となると、戻り売り圧力が
強まり、かろうじてプラスサイドを維持する動きとなり、2ケタ高から100円超の上
昇で推移。
 日中取引開始後、原油の2024年5月限は序盤に6万7330円まで上げ幅を拡大
し、今月13日以来の高値をつけた。しかし午前10時前から上げ幅を縮小。6万
6700円で買い拾われ、小幅高を維持して推移。
 午前11時20分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
100〜670円高。
 午前11時20分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1155枚。
【中国の景気不安がNY原油市場で手じまい売り口実か】
 日銀金融政策決定会合が18、19日に開催され、リスクオフ(リスク回避)ムード
が根強いなか、ニューヨーク原油夜間取引の動きを映した展開。日経平均株価が大幅反
落も上海総合指数は小幅高で推移しているが、中国の景気不安が根強く、今週のニュー
ヨーク原油市場でも手じまい売りの口実にされそうだ。
【海外原油夜間取引=小幅高】
 ニューヨーク時間外取引で1月限は前日比0.42ドル高の71.85ドルで推移。
本日これまでのレンジは71.63〜72.29ドル。
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