−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 2 2,052.1 + 11.6 シカゴ大豆 2024/ 3 1,322.50 -17.50 NY銀 2024/ 3 2,432.1 + 21.4 シカゴコーン 2024/ 3 472.75 - 4.25 NYプラ 2024/ 1 965.8 + 11.5 NY原油 2024/ 2 73.94 + 1.12 NYパラ 2024/ 3 1,240.90 +41.50 ドル・円 143.92 + 1.06 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は143.90円水準で推移 ドル円は買いが強まり、一時145円に接近した。この日の日銀決定会合を受け円安 が強まった。政策は予想通りに据え置かれたほか、植田総裁の会見で先行きに明確なヒ ントを示唆しなかった。市場の一部にはマイナス金利解除に向けた何らかのメッセージ が出るのではとの期待もあったが、非常に中立的な会見であったため、円買いを一旦切 り離す動きが活発化したもよう。ただニューヨーク時間の午前中に143.50円台に 反落となった。 植田総裁は1月会合の政策修正について聞かれ「そこまでに入ってくる情報次第」と 切り返し、出口の対応についても「確度の高い姿を示すことは困難」と述べている。 ◎NY貴金属=軒並み上昇、ユーロ高が支援 ニューヨーク金は続伸、銀は反発。 金2月限は続伸。時間外取引では、米金融当局者の早期利下げけん制発言を受けて手 じまい売りが出たが、欧州時間に入ると、ドル安を受けて押し目を買われた。日中取引 では、欧州中央銀行(ECB)の高金利維持の見方によるユーロ高を受けて堅調となっ た。 銀3月限はユーロ高や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、買い戻し一巡後に金軟調につれ安となっ た。欧州時間に入ると、戻りを売られて軟調となった。日中取引では、ユーロ高や金堅 調を受けて地合いを引き締めた。 パラジウム3月限はユーロ高や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。 ◎LME=アルミは急騰の反動で反落、銅は供給引き締まり懸念から反発 アルミ3カ月物は反落。前日まで急騰し、約1カ月半ぶり高値ををつけた上伸後の修 正安場面を迎え、反動安となった。前日と同値の2283ドルで取引を開始した後は急 速に軟化し2263ドルの安値に達した。安値を離れた後もアジアの時間帯は上値の重 い足取りを演じていたが、欧州の時間帯を迎えると2283ドルまで戻した。しかし上 値は重く、修正安を継続し、終盤に2257ドルまで軟化。安値で買い戻されたものの 2260ドル台で戻りを抑えられ、この日の安値圏で引けた。 12月18日の指定倉庫在庫は6975トン増の51万1450トン。 銅3カ月物は大幅反発。パナマでの減産懸念と在庫の減少を受けた供給引き締まり懸 念から買い優勢となった。8471.5ドルと前日の軟調地合いを引き継ぎ売りが先行 して始まった後も8500ドルに近づくと売り直される足取りが続いた。欧州時間帯を 迎えると急速に上げ足を強めて8500ドル台半ばまで浮上。米国の時間帯を迎えると 一段高となって8630ドルと今月1日以来の水準に達した。引けにかけて値位置を落 としたものの3ケタの上げ幅を維持し、大幅高で取引を終えた。 ◎NY原油=続伸、多国籍部隊が発足も紅海の緊迫感は継続 ニューヨーク原油は続伸。 パレスチナ自治区で軍事行動を継続するイスラエルに対抗する目的で、イランが支援 するイエメンの武装勢力アンサール・アッラー(フーシ派)が紅海での商船攻撃を続け ており、供給の混乱が引き続き意識されている。米国が提案していた多国籍部隊が発足 し、紅海の安全を守る「プロスペリティ・ガーディアン作戦」が始動するものの、供給 網が正常化するのか不透明。この海域での多国籍部隊にはイランが強く反発している。 改質ガソリンとヒーティングオイルは続伸。原油高に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=下落、ブラジルの大豆産地の降雨予報などで 大豆は期近から大幅下落。 乾燥が懸念されているブラジル中北部の大豆産地で年末まで降雨が降り続くとの予報 が売りを呼ぶ要因となった。なお、米農務省(USDA)は大口成約を発表したが、反 応は限られた。3月限はこの日の下落で前日の上げ幅を相殺したが、13日以降に下値 支持線としている1320セントを割り込むことはなかった。 コーンは軒並み下落。 ブラジルの降雨予報を受けた大豆の軟調に追随安となった。またドルが買い戻しで下 値堅く推移したことも弱材料視された。この日の下落で3月限はこれまで下値支持線と していた480セントを大きく割り込み11月29日以来の水準まで軟化した。 MINKABU PRESS
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