シカゴ大豆市況＝期近から続伸、他農産物の堅調やブラジルの生産懸念で

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            　始　値　　　高　値　　　安　値　  　帳入値　　  前日比
   2024/01   1,299.75    1,314.50    1,296.00    1,313.25     +13.50
   2024/03   1,307.00    1,319.75    1,302.50    1,319.00     +12.75
   2024/05   1,316.75    1,328.50    1,312.25    1,328.00     +11.25
　　　単位：枚　　　推定出来高　　　前日出来高　　　前日取組高（前々日比）
　　　先物　　　　   146,623         181,263　       652,838  （- 10,934）

注：４本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
４時現在の数値です。
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＊米農務省（ＵＳＤＡ）発表の週間純輸出検証高（１２月２１日までの週）
　大　豆：１０７万０４１１トン（前週改定値：１４２万５０１２トン）
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＊米農務省発表の週間作物進度報告：今期の発表は終了。
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＊米気象庁発表の６−１０日予報（１月１日−１月６日）
　コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
　コーンベルト東部の気温は平年並。雨量は平年を下回る〜平年並。
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　大豆は期近から続伸。終値の前営業日比は６．２５〜１３．５０セント高。期近３限
月の終値は１２．７５セント高の１３１９．００セント。
　小麦、コーンが堅調推移となるなか、最近の大幅続落の後で買い戻す動きが広がっ
た。また、ブラジルでは早くも大豆の収穫が開始されているが、高温乾燥によるイール
ドの低下懸念が強まったことも買い支援要因となった。

　１月限は１３０７セントと休場前の２２日の終値に近い水準で取引を開始。その後は
弱含んで１３０２．５０セントまで値を落とす場面も見られたが、他穀物高やブラジル
のイールド低下懸念を手掛かりにした買いが膨らんで一時は１３１９．７５セントと
今月２０日以来の水準まで上昇。高値を離れたものの、２ケタの上げ幅を維持し、ほぼ
この日の高値で取引を終えた。
　米農務省（ＵＳＤＡ）発表の１２月２１日までの週の大豆週間輸出検証高は１０７万
０４１１トンで前週改定値の１４２万５０１２トンを上回った。今年度の累計は
２２２５万２４１１トンで前年同期の２７３０万２０１８トンを約１８．５％下回っ
た。
　ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り（民間気象会社の天気
概況及び予報を要約）。

＜ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州＞
　今週後半から週末にかけて広い範囲で降雨が発生する見込み。この雨による大豆、コ
ーンへのダメージは発生することはないだろう。
＜ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部＞
　３０〜３１日にかけて局地的な降雨が続くが、年末から新年にかけては広い範囲で降
雨が発生するだろう。この雨は着サヤ期を迎えている大豆にとって慈雨となるもよう。

＜アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部＞
　ここ最近は頻繁に降雨が発生しており、土壌水分は潤沢が保たれているが、一部では
過剰となっている。２３〜２４日にかけての週末も降雨が発生。今週も生育に適した状
態が続くが、時おり降雨が発生する見込み。

＜アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部＞
　週末にはまとまった雨量を伴う降雨が発生。土壌水分が一部で過剰となっているが、
概ね大豆とコーンの生育に適した状態となっている。今後も時おり雨は見られるが、生
育に適した状況が続くもよう。
米小麦産地の天気概況は以下の通り（米農務省の天気概況及び予報を要約）。
　先週末にロッキー山脈東部から低気圧が入り込み、プレーンズ南部では広い範囲で降
雨が発生したほか、ネブラスカ州の一部地域では吹雪が続いている。この状況は２７日
まで続く見通しだが、週後半から週末にかけて雨、雪ともに止む見通し。
　大豆製品は大豆粕は大豆の堅調な足取りに追随し期近１月限は終値べ—スでの４００
ドル台を回復。一方の大豆油はストラドルに絡んだ売りを受けて値を沈めた。大豆粕
の期近限月１月限は前日比３．６０ドル高の４０３．２０ドルで、期近３月限は前日比
４．８０ドル高の３９５．９０ドルで終了。

今日の材料
・ブラジル南部では雨がちな天気が続く。
・ブラジル中部産地では１９日以降に慈雨発生。
・アルゼンチン産地では生育に適した天気が続く。
・米プレーンズ中北部の小麦産地では２１日以降に降雨発生か。
・１２月１４日までの週の大豆週間輸出検証高は１４１万１５６７トンで前週改定値の
　９９万９７９０トンを上回る。
MINKABU PRESS

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