[今夜の視点]海外原油=続伸か、潜在的な供給リスクを意識する局面

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油2月限は前日比0.22ドル安の75.35ドルで推
移。本日これまでのレンジは75.15ドルから75.51ドル。
 今晩の海外原油は堅調か。ガザ攻撃をやめようとしないイスラエルに対して、イエメ
ンの武装組織アンサール・アッラー(フーシ派)は商船への妨害行為を継続する公算
で、供給網の混乱が続きそうだ。イランが支援する武装勢力はイスラエルのほか、米国
に対する攻撃を拡大させており、中東情勢の緊迫感は否応なく高まっていくだろう。石
油の供給が下振れしているわけではないが、イランが強く関与していることから、潜在
的な供給リスクを意識すべきか。主要国は海上運賃の上昇を放置するわけにはいかず、
遅かれ早かれ動きがあるだろう。イランがイスラエルの海上封鎖を警告していることに
も留意しておきたい。
<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】12/28 06:30 週間石油統計(API)
【納会】--:-- 天然ガス 2024年1月限(NYMEX)
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