[今日の視点]貴金属=金は反落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金と銀は円高を受けて売り優勢となろう。
プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は12.04ドル高
の2077.20ドル、銀が11セント高の2425セント、プラチナが14.89ド
ル高の994.50ドル、パラジウムは33.98ドル安の1153.50ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=141.60/62円で、前営業日の
大引け時点から0.97円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が9465円前後、銀は114.0円前後、プラチナは
4455円前後、パラジウムは5500円前後。
【NY金は米国債の利回り低下やドル安が支援】
 金はきのうの海外市場では、米国債の利回り低下やドル安を受けて買い優勢となっ
た。
 金は米国債の利回り低下やドル安が支援要因になった。12月のリッチモンド連銀製
造業指数はマイナス11となり、前月のマイナス5から予想外に悪化し、4月以来の低
水準となった。事前予想はマイナス3。また5年債入札が好調な結果となった。5年債
入札の最高落札利回りは3.801%と、5月以来の低水準となった。今夜は7年債入
札が実施される。米連邦準備理事会(FRB)の3月利上げ見通しに変わりはない。
 金先限は円高が圧迫要因である。植田日銀総裁は政策転換のタイミングについて、中
小企業の賃金データが完全に出ていなくても「ある程度前もっての判断」は可能だとの
考えを示した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待も強く、円相場は1ドル=
141円台後半の円高に振れた。
 銀はきのうの海外市場では、米国債の利回り低下や金堅調を受けて買い優勢となっ
た。
【NYプラチナは米国債の利回り低下や金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、米国債の利回り低下や金堅調を受けて買い優勢と
なった。パラジウムは戻り売り圧力が強まって軟調となった。
 プラチナは米国債の利回り低下や金堅調が支援要因になった。リッチモンド連銀製造
業指数が予想外に悪化した。また5年債入札が好調な結果となった。米国債の利回りが
低下し、ドル安に振れた。一方、中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)が公
表した第14次5カ年計画の中間報告は内需を拡大し、迅速な景気回復を確かなものと
し、安定成長の促進に努めるとの方針を示した。中国の工業部門企業利益が4カ月連続
でプラスとなっており、高値での買いが続くかどうかも確認したい。
<今日の予定>
・鉱工業生産指数 2023年11月速報(経済産業省)
・小売業販売額 2023年11月速報(経済産業省)
・米卸売在庫 2023年11月速報値(商務省)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
・米中古住宅販売仮契約指数 2023年11月(全米不動産協会)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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