NY金・銀市況=反落、米国債の利回り上昇やドル高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 2)  2089.5     2098.2      2075.9      2083.5     -  9.6
          (24/ 4)  2109.1     2118.0      2096.4      2103.5     -  9.4
   銀     (24/ 3)  2455.0     2474.0      2423.0      2437.2     - 26.9
         (23/ 5)  2478.0     2495.5      2448.5      2461.1     - 26.6
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           125,595       139,584       501,073        (+  9,730)
  銀           32,845        47,760       133,080        (+  1,672)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          37,710.10  +  53.58
     27日  141.80/82   1.1106/08   ・ナスダック         15,095.14  -   4.04
     28日  141.36/38   1.1065/67   ・10年米国債利回り      3.84  +   0.05
・NY原油  (24/ 2)   71.77 - 2.34  ・SPDR保有金残高    880.26  +   2.01
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は金が9.6〜8.9ドル安、中心限月の
2月限が9.6ドル安、銀が26.9〜26.2セント安、中心限月の3月限は
26.9セント安。
 金2月限は反落。時間外取引では、ドル安が支援要因になったが、米国債の利回り低
下が一服したことに上値を抑えられた。欧州時間に入ると、戻りを売られた。日中取引
では、米国債の利回り上昇やドル高を受けて売り優勢となった。
 銀3月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金2月限は反落。時間外取引では2081.1〜2098.2ドルのレ
ンジで推移、前日比6.8ドル安の2086.3ドルとなった。2月限は安寄りしたの
ち、ドル安が支援要因になったが、米国債の利回り低下が一服したことに上値を抑えら
れた。欧州時間に入ると、戻りを売られた。
 日中取引では、米新規失業保険申請件数が増加したが、労働需要の底堅さが指摘され
るなか、米国債の利回り上昇やドル高を受けて2091.2ドルで戻りを売られた。時
間外取引の安値を割り込むと、2075.9ドルまで下落した。
 米新規失業保険申請件数は1万2000件増の21万8000件となった。2週連続
で増加し、労働市場が減速している可能性を示したが、歴史的な低水準付近にとどまっ
ていることから、米国債の利回りが上昇し、ドル高に振れた。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で2448.5〜2474.0セントのレンジ
で推移し、前日比5.1セント安の2459.0セントとなった。3月限は安寄りした
のち、ドル安が支援要因になったが、欧州時間に入ると、米国債の利回り上昇を受けて
戻りを売られた。
 日中取引では、米国債の利回り上昇や金軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込み、2423.0セントまで下落した。
 12月27日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの2004万
1015オンス、銀は125万8837オンス増の2億7680万2249オンス。

今日の材料
・中国人民銀行(中央銀行)は、マクロ経済政策の調整を強化すると発表した。経済を
下支えし、物価の上昇を促すためだと説明している。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、借
り入れコストの引き下げを論じるのは時期尚早で、2024年にそれが実現するという
保証はないと述べた。
・米新規失業保険申請件数は1万2000件増の21万8000件となった。2週連続
で増加し、労働市場の減速が継続している兆候を示唆した。
・11月の米中古住宅販売仮契約指数は前月比横ばいの71.6となった。市場予想は
1%上昇だった。
・米国は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船への攻撃への対応として、
個人1人のほか、トルコとイエメンを拠点とする3つの両替所を制裁対象にすると発表
した。イランによるフーシ派への資金支援を促進したという。
・米7年債入札は、応札倍率は前回よりも高かったものの、最高落札利回りが発行日前
利回り(WI)を上回った。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。