[今日の視点]石油=大幅安へ、紅海の航行が正常化へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は大幅安へ。中心限月の2024年5月限で1500〜2000円安程度を
想定する。イエメンの武装勢力アンサール・アッラー(フーシ派)が妨害行為を続けて
いる紅海で、船舶の往来が再開しつつあることが引き続き相場を圧迫した。アンサー
ル・アッラーが妨害するのはイスラエルが関与する一部の船舶だけであり、スエズ運河
を通過する航路は正常化しつつある。円相場は1ドル=141円前半で推移し、前日ま
での円高・ドル安推移が一巡した。
 紅海の船舶の往来が正常化しつつあることが重しとなり、今月後半の海外原油の戻り
が一服した。アンサール・アッラーの妨害行為による過剰な警戒感が後退している。イ
エメンに対して米国が攻撃を仕掛けるような展開にはなっておらず、紅海の護衛船団が
形成されているなかで、商船攻撃が続くかどうか見定める局面に入ったようだ。年末年
始は紅海の状況に目を向けておきたい。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【取引】--:-- 大納会(東京商品)
【取引】--:-- 大納会(大阪堂島)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2023年11月(トルコ統計機構)
◆ スイス ◆
【経済】17:00 景気先行指数 2023年12月(KOF経済研究所)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】21:00 貿易収支 2023年11月(財務省歳入局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:45 シカゴ購買部協会景気指数 2022年12月(シカゴ購買部協会)
【農産】22:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
【商品】12/30 05:30 建玉明細報告(CFTC)
【納会】--:-- 改質ガソリン 2024年1月限(NYMEX)
【納会】--:-- ヒーティングオイル 2024年1月限(NYMEX)
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