[今夜の視点]海外原油=年末年始のテールリスクは下支えに?

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油2月限は前日比0.30ドル高の72.07ドルで推
移。本日これまでのレンジは71.62ドルから72.26ドル。
 今晩の海外原油は引き続き重いか。イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)に
よる商船攻撃を背景とした警戒感が過剰に高まった反動が足元の相場を圧迫しており、
売りが続く可能性がある。イスラエルが関与しない商船以外は攻撃対象となっていない
ようであり、石油供給の混乱は限定的だろう。
 ただ、レバノンやイラク、イエメン、ガザ地区など各地の武装組織はイスラエルや米
軍基地に対する攻撃を続けており、対立は広がっている。ガザ地区などパレスチナ自治
区では死傷者数が増える一方であるが、イスラエルは虐殺をやめようとしていない。衝
突の終わりは見えず、テールリスクを意識しておきたい。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2023年11月(トルコ統計機構)
◆ スイス ◆
【経済】17:00 景気先行指数 2023年12月(KOF経済研究所)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】21:00 貿易収支 2023年11月(財務省歳入局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:45 シカゴ購買部協会景気指数 2022年12月(シカゴ購買部協会)
【農産】22:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
【商品】12/30 05:30 建玉明細報告(CFTC)
【納会】--:-- 改質ガソリン 2024年1月限(NYMEX)
【納会】--:-- ヒーティングオイル 2024年1月限(NYMEX)
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