[今日の視点]とうもろこし=売り優勢か、軟調な夜間の流れから

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、売り優勢か。年末年始のシカゴコーンが安値模索を背景に先限から
軟調な展開を予想。シカゴ期近3月限、円相場1ドル=143.25円からの換算値は
180円安。25年1月先限は夜間終了時点から下げ幅を若干縮小し、序盤、200円
〜150円程度の下落になると予想。
 とうもろこしの夜間取引は出来高が39枚の閑散取引のなか、期中と期先2本が3ケ
タ安。先限は3万6500円まで値を落としたものの、下げ幅縮小に転じて210円安
の3万6690円で夜間を終えている。これで目先の売り一巡感が強まっているため、
日中取引で再度、下げ幅を拡大する動きが見られても、下げ幅は限られると見られる。
ただ、一方で3万6830円の高値から値を落としているだけに、小口の買い戻しが見
られても戻りは鈍そうだ。
 3日のシカゴコーンはまちまち。3月限は一時、一代の安値を更新する場面が見られ
たが、売り警戒から修正高に転じた。ただ、ブラジルでは降雨に恵まれているうえ、
二期作目となるサフリーニャコーンの生育も進行、アルゼンチンも良好な生育環境に恵
まれるなか順調に生育が進んでいる。南米諸国の収穫及び輸出の本格化は2月になると
見られるが、世界的な供給増が見込まれていることが重石となり、シカゴコーンは引き
続き上値を抑制される足取りが続くと見られる。
 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万6650〜3万6750円。本日の
日中取引の予想レンジは3万6500円〜3万6900円。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【取引】--:-- 大発会(東京商品)
【取引】--:-- 大発会(大阪堂島)
◆ 中国 ◆
【経済】10:45 サービス業購買担当者景況指数 2023年12月(財新)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 サービス業購買担当者景況指数 2023年12月確報(Markit)
【経済】18:00 購買担当者総合景況指数 2023年12月確報(Markit)
◆ ドイツ ◆
【経済】22:00 消費者物価指数 2023年12月速報(連邦統計庁)
◆ フランス ◆
【経済】16:45 消費者物価指数 2023年12月速報(INSEE)
◆ イギリス ◆
【経済】18:30 マネーサプライ 2023年11月(BOE)
◆ アメリカ ◆
【経済】22:15 雇用統計 2023年12月(ADP)
【経済】22:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【工業】1/5 01:00 週間石油統計(EIA)
*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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