−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 2 2,049.8 - 0.2 シカゴ大豆 2024/ 3 1,256.25 -11.25 NY銀 2024/ 3 2,331.5 + 12.8 シカゴコーン 2024/ 3 460.75 - 5.75 NYプラ 2024/ 4 971.8 + 5.5 NY原油 2024/ 2 73.81 + 1.62 NYパラ 2024/ 3 1,037.10 - 0.70 ドル・円 144.67 + 0.03 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時146円近くまで上伸も終盤は144.60円台で推移 NY為替市場、12月の米雇用統計を受けてドル買いが強まり、ドル円は一時146 円手前まで上昇する場面が見られた。しかし、今年に入ってドル円は急速に上昇してお り、短期筋の利益確定売りが出たもようで急速に押し戻され、143.70円台に反 落。終盤は144.60円台に反発して推移。 12月の米雇用統計は予想以上に米労働市場の力強さを示した。非農業部門雇用者数 (NFP)は21.6万人増と基準値の20万人を超え、失業率も3.7%の低水準を 維持している。平均時給は予想を上回る伸びを示し、市場は3月の利上げ開始期待を大 きく後退させている。 ◎NY貴金属=金は売り買い交錯、米経済指標は強弱が対立 ニューヨーク金は売り買い交錯。銀は続伸。 金2月限は売り買い交錯。昨年12月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP) が前月比21.6万人増と堅調だったが、同月の米ISM非製造業景気指数が 50.6まで低下したため、ドル相場は一方的な動きとならなかった。3月に米連邦準 備制度理事会(FRB)が利下げを開始するとの観測に変化は見られない。 銀3月限は続伸。強弱の米経済指標を経て、ややドル安に傾いたことが支援要因。 3月の米利下げ開始が期待されている。 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナは小反発。パラジウムは小幅続落。 プラチナ4月限は小反発。昨年12月の米雇用統計が堅調だったことを手掛かりにド ル買いが入った後、同月の米ISM非製造業景気指数の弱さを受けてドル売りが優勢と なったことが支援要因。強弱の米経済指標を経ても、3月の米利下げ開始観測に変化は ない。 パラジウム3月限は小幅続落。昨年末から売りに押されているものの、下げは一服気 味。 ◎LME=アルミ・銅は小幅続落、ニッケルは売り修正から反発 アルミ3カ月物は小幅続落。2279ドルで小安く取引を開始した後、しばらく 2280ドルを下値支持線とする、もみあいとなったが、アジアに続いて欧州株も軟調 となったことが手掛かりとなって売られ2251ドルまで軟化。ドル高基調も重石とな った。終盤にドルが反落となったことや米株高が手掛かりとなって買い戻されて一時は 2294.50ドルの高値に到達したが、戻り待ちの売りを浴びてマイナスサイドに値 を落として引けを迎えた。 銅3カ月物は小幅続落。8478ドルと確りで取引を開始した後も8480ドルを前 後する底堅い足取りとなった。欧州の時間はアジア株に続いて欧州株も軟調となったこ とが嫌気されて売り優勢に転じ、8400ドルの安値まで軟化。しばらく8460ドル を抵抗線としてもちあっていたが、終盤に米株高を映した買いが見られ8520ドルの 高値に達した。ただ騰勢は続かず転売に値を落とし、僅かながらマイナスサイドで引け を迎えた。 ◎NY原油=反発、イスラエルのパレスチナ攻撃に終わりは見えず ニューヨーク原油は反発。 イスラエルによるパレスチナ攻撃に終わりが見えないなか、中東情勢の緊迫感が広が りつつあること意識された。イスラエルはレバノンのヒズボラとの対立を強めているほ か、イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)はイスラエルが関与する商船への攻 撃を続けている。ブリンケン米国務長官が中東を再び訪問する準備をしていると伝わっ たことからも情勢の緊迫化が意識された。ただ、中東情勢は不透明ではあるものの、石 油の供給に大きな混乱は今のところ発生していない。 改質ガソリンの期近2限月は続落。ヒーティングオイルは反発。ヒーティングオイル は原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=軟調、南米産の生育環境改善や弱気な輸出成約高から 大豆は総じて続落。 大豆は引き続きブラジルの降雨とこれを受けた良好な生育環境が弱材料視された。米 農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高の弱気な内容も重石となり、概ね2ケタ安 となった。3月限は昨年6月以来の水準まで軟化した。 コーンは軒並み下落。 期近3月限は一代安値を更新。ブラジル、アルゼンチンで生育に適した生育環境が続 いているうえ、アルゼンチンの生産量が高温乾燥に見舞われた前年度から大幅に回復す る見通しとなっていることが引き続き弱材料視された。 MINKABU PRESS
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