NY金・銀市況=金は売り買い交錯、米経済指標は強弱が対立

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金     (24/02)  2051.4     2071.1      2030.8      2049.8     -  0.2
         (24/04)  2071.3     2090.7      2051.0      2069.7     -  0.2
   銀     (24/03)  2320.5     2371.5      2297.0      2331.5     + 12.8
         (24/05)  2343.5     2391.5      2320.0      2354.4     + 12.7
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           226,107       147,300      496,045        (- 1,044)
  銀            61,818        56,576      132,256        (- 2,480)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           37,466.11 + 25.77
      4日  144.59/61   1.0949/51    ・ナスダック          14,524.07 + 13.77
      5日  144.72/74   1.0940/42    ・10年米国債利回り       4.05 +  0.06
・NY原油 (24/02)  73.81 + 1.62     ・SPDR保有金残高     874.21    0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は売り買い交錯。銀は続伸。終値の前日比は金が0.2ドル安〜
0.1ドル高、中心限月の2月限が0.2ドル安、銀が12.6〜13.5セント高、
中心限月の3月限は12.8セント高。
 金2月限は売り買い交錯。昨年12月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)
が前月比21.6万人増と堅調だったが、同月の米ISM非製造業景気指数が
50.6まで低下したため、ドル相場は一方的な動きとならなかった。3月に米連邦準
備制度理事会(FRB)が利下げを開始するとの観測に変化は見られない。
 ただ、米雇用統計でフルタイムの雇用者数が前月比153万1000人減少したこと
はドルの重しとなった。パートタイム雇用は拡大しており、米雇用環境が悪化する兆候
が強まっている。米ISM非製造業景気指数の内訳の雇用は43.3まで急低下し、
2020年7月以来の低水準となった。
 銀3月限は続伸。強弱の米経済指標を経て、ややドル安に傾いたことが支援要因。
3月の米利下げ開始が期待されている。
今日の材料
・経済はソフトランディング達成した=イエレン米財務長官
・経済はFRBが良い決定を行ったことを示唆=同上
・景気再加速の可能性は低い=バーキン米リッチモンド連銀総裁
・労働市場は非常に安定した軟化パターンで動いている=同上
・経済が正常化すれば、FRBは金利を正常化すべき=同上
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