−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2024/01 1,241.50 1,241.50 1,230.50 1,228.75 -12.75 2024/03 1,249.00 1,250.00 1,235.25 1,236.50 -12.00 2024/05 1,258.75 1,260.25 1,246.00 1,247.50 -11.25 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比) 先物 209,829 201,159 658,250 (+ 4,332) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後 4時現在の数値です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(1月16日−1月20日) コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る〜平年並。 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大豆は軒並み反落。終値の前営業日比は12.75〜1.75セント安。期近3限月 の終値は12.75セント安の1228.75セント。 高温乾燥に見舞われたにもかかわらず、ブラジルの23/24年度の生産量が記録的 な量に達するとの見通しが示されたことが弱材料となった。また、大口成約も昨年12 月19日を最後に途絶えた状態にあり、米国産大豆への需要不安が強まったことも売り を呼ぶ要因になった。 3月限は1249セントで取引を開始した後は次第に値位置を切り下げながらも 1241セントで下げ渋ったが、シカゴの時間帯に一段安となり1235.25セント の安値を付けた。売り警戒から買い戻されたものの、1246セント台に達すると戻り 待ちの売りが入って崩れ、この日の安値に近い水準で引けを迎えた。 ・12日の米農務省米国大豆四半期在庫の事前予想は以下の通り(単位億Bu、 海外主要通信社調べ)。 予想平均 予想レンジ 23年9月 22年12月 23年12月1日 29.82 29.50−30.39 26.80 30.21 12日の米農務省米国大豆生産量見通しの事前予想は以下の通り(単位億Bu、 海外主要通信社調べ)。 予想平均 予想レンジ 前 月 23/24 41.23 40.74−41.62 41.29 ブラジルの国家食糧供給公社(CONAB)は23/24年度の大豆生産量を当初の 見通し1億6200万トンから1億5530万トンへと下方修正したが、依然として前 年度に記録した過去最大の生産量1億5460万トンを上回る見通しであることを明ら かにした。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> 週末まで散発的な降雨が続くが、雨量は週末にかけて減少する見込み。来週も引き続 き降雨が発生するが、局地的な降雨にとどまることで、大豆やサフリーニャコーンの生 育のための土壌水分不足に対する懸念が高まるリスクが出てきている。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 降雨の範囲が広がっており、来週も降雨が続く見通し。結実期を迎えている大豆にと って慈雨となる見込み。マトルグロッソドスル州、サンパウロ州では前週は降雨はなか ったが、今週は慈雨になるだろう。 <アルゼンチン産地> 11日までまとまった雨量を伴う降雨が発生。ここ最近の雨はコーン及び大豆にとっ て慈雨となっている。少なくとも来週半ばまで広い範囲での降雨が続き、生育環境は良 好を維持する見通しとなっている。 米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。 10日には新たに低気圧が広がり広い範囲で降雨が発生するだろう。この天気による 影響は前回の荒天に比べると軽く12日にかけて大雪となる地域は一部にとどまる見通 し。ただ、多くの地域では強風、そして低温に見舞われるだろう。この低温がいつまで 続くか見通しは不透明ながら、15日の週まで同様の天気が続く見通し。なお、14日 から15日にかけて新たに低気圧が到来し南部を中心に荒天となるもよう。 大豆製品は、大豆油と大豆粕は共に大豆の軟調な足取りに追随。大豆粕の期近3月限 は前日比3.30ドル安の364.30ドルで終了。USDA月例需給報告前の玉整理 基調が強まるなか、主要大豆生産国であるアルゼンチンの23/24年度の増産見通し から値を落とした。 今日の材料 ・ブラジル南部では8日以降は1月半ばにかけて雨がちな天気が続く見通し。 ・ブラジル中部コーン及び大豆の産地では穀物にとっての慈雨が続く。 ・アルゼンチンのコーン及び大豆産地では頻繁に降雨が発生しコーン、大豆の 生育状況も良好を維持。 ・ブラジルのCONAB予測の23/24年度の大豆生産量は当初の見通しの1億 6200万トンから下方修正も依然として過去最大の1億5530万トン。 MINKABU PRESS
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