東京株式(前引け)=続伸、NYダウ安も影響限定的でリスクオン続く

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 15日前引けの日経平均株価は前営業日比293円62銭高の3万5870円73銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億8707万株、売買代金概算は2兆850億円。値上がり銘柄数は1289、対して値下がり銘柄数は338、変わらずは29銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方こそ日経平均が3万5000円台半ばで強弱観を対立させもみ合う動きをみせたが、その後は徐々にリスク選好の地合いが鮮明となった。日経平均は前引けにかけて上げ足を強め、前場はほぼ高値引けとなった。前週末の米国株市場でNYダウは反落したものの、日本株には海外投資家とみられる根強い買いが続いている。東証がきょうの取引終了後に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について開示した企業のリストを公表することで、これに期待した先回り的な買いも観測されているようだ。値上がり銘柄数は全体の78%を占めている。

 個別ではレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が高く、川崎汽船<9107>も人気。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買われている。三菱重工業<7011>も物色された。このほか、サーラコーポレーション<2734>が大きく買われたほか、松屋<8237>が物色人気。立花エレテック<8159>、レスターホールディングス<3156>なども値を飛ばした。半面、ソニーグループ<6758>がやや売りに押され、ダイキン工業<6367>が軟調。SHIFT<3697>が急落、エスプール<2471>はストップ安ウリ気配に。ベイカレント・コンサルティング<6532>もストップ安水準で張り付いた。

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