ゴム市況=RSSは総じて反発、終盤の円安で一段高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                      TSR20
   2024/01      2024/06      2024/12        2024/02       2025/01
 260.0  - 0.3    268.7  + 3.3   268.0  + 3.0   227.0  + 2.0    229.0  + 2.0
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    上海ゴム    5月限   13,845   +  20  (午後3時10分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反発。寄り付きでは、上海夜間高やドル円が147円台半ば
まで円安に振れたことを好感し、買いが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴム
が軟化したことを受けて、一部限月はマイナスサイドに沈んだ。だが、終盤はドル・円
が一段と円安に振れたことから地合いを引き締めた。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比0.3円安〜3.3円高、活発限月の6月限は同
3.3円高の268.7円、期先12月限は同3.0円安の268.0円、総出来高は
593枚。TSR20の帳入値は全限が同2.0〜3.0円高。
【中国のデフレ懸念が強まる】
 今日の東京時間午前11時に中国国家統計局から発表された中国の2023年実質国
内総生産(GDP)は、前年比5.2%増となった。政府目標の5.0%は上回ったも
のの、2022年は厳格なゼロコロナ政策のためGDPは低く、2023年が5%超の
増加となった背景には、その反動によるところも大きい。
 また、同時発表された2023年の名目GDPは同4.6%増となっており、実質G
DPを下回った。名目GDPが実質GDPを下回るということは、デフレ圧力の強さを
意味している。中国の不動産不況は深刻であり、デフレに陥る可能性がある。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は売り先行となり、14.3〜1.3セント安。T
SR20も地合いを緩め、0.7〜0.1セント安となっている。

 上海ゴムは総じて反落。中心限月の5月限は、夜間取引では買いが優勢となり、夜間
取引を前日比55元高の1万3890元で終えた。日中取引に入ると、売りがやや優勢
となり、終盤はマイナスサイドに沈む場面もみられた。

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