[1月22日からの1週間の展望]
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週間高低(カッコ内は日付) 1月15日〜1月19日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
<東 京> 先限 37,140 37,140(15) 36,610 (15) 37,050 +90
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<シカゴ>18日終値 前週末比 |<週間統計データ> (1月11日まで)
24/3 444.00 -3.00 |週間輸出検証高:87万5,621トン
24/5 455.00 -4.00 |週間輸出成約高:19日に発表予定
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 148.70円 前週末比 3.58円の円安
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【前週のレビュー】とうもろこし先限は安値圏を抜け出すも大局的な弱気相場に変わ
りなし。3万6500円の節目、9日の安値3万6200円が支持線とした。シカゴコ
ーンは弱材料が多く、1月後半まで安値圏で低迷かとした。
【とうもろこし先限は15日のレンジをぢちらに放れるかに注目】
とうもろこし先限は前週比で小幅高で19日の取引を終えた。下値堅く推移した後、
戻り歩調となり、19日の取引で3万7000円をつけ、そのまま引けた。
年明けから商いがさらに細り、値動きが限定的で方向感がない。1ドル=148円台
まで円安が進行したが、とうもろこしに買い人気が波及せず、先限の25日移動平均線
(3万7300円)は下向き状態、週足は上値が重く、テクニカル指標は弱気を継続。
シカゴコーンは買い材料乏しく、月内は低迷が続くとみられ、抵抗線である今月12
日の高値3万7250円超えには、もう一段の円安が必要とみる。
当面は15日の取引レンジである3万6610〜3万7140円をどちらに放れるか
に注目したい。出来高が極めて少ないため、セオリー通り、レンジを放れた方向に動か
ない可能性はある。1日の出来高が50枚以下の状態が続いており、出来高が回復する
まで新規売買は仕掛けにくい。
【シカゴコーンは新規材料乏しく450セントが抵抗線】
シカゴコーンは安値圏で低迷。12日に米農務省(USDA)から発表された月例需
給報告、四半期在庫とも弱気の数字となっり、売り材料視された。3連休明けの16日
からはドル高の進行で商品相場全体が軟調となり、コーン市場にも売り圧力が強い。
1月の月例需給報告で23/24年度の米国産コーンの期末在庫率が14,8%とな
り、前月比で0.1%の上方修正となった。過剰在庫の目安である15%に近い数字と
なり、在庫は潤沢にある。USDAの予報によるとアルゼンチン産コーンの23/24
年度の生産予想は5500万トン。22/23年度の3400万トンから大幅に増加予
想。ブラジル産の23/24年度の生産予想は1億2700トン。22/23年度の
1億3700トンより減少予想。それだけにブラジル産地の乾燥による作柄悪化は材料
視されやすい。2月は生育期の終盤にあたり産地の天候には注意したい。
中心限月の期近3月限は、17日に440セントをつけ一代安値の更新が続いてい
る。その後、反発力が弱く440セント台で低迷している。450セントが抵抗線にな
りそうな気配だ。
【当面の予定(イベント・経済統計)】
22日 金融政策決定会合(日本銀行、23日まで)
景気先行指数 2023年12月(カンファレンスボード)
米週間穀物輸出検証高(USDA)
23日 総裁記者会見(日本銀行)
24日 貿易収支 2023年12月速報(財務省)
ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年1月速報(Markit)
ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年1月速報(Markit)
政策金利発表(カナダ銀行)
25日 独景況感指数 2024年1月(ifo)
理事会結果公表(ECB)
米国内総生産 2023年10-12月期速報値(商務省)
米卸売在庫 2023年12月速報値(商務省)
米耐久財受注 2023年12月速報値(商務省)
米新規失業保険申請件数(労働省)
米新築住宅販売 2023年12月(商務省)
米週間穀物輸出成約高(USDA)
26日 ●オーストラリア(オーストラリアの日)
上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
金融政策決定会合議事要旨公表 12月18-19日分(日本銀行)
米個人所得・支出 2023年12月(商務省)
米中古住宅販売仮契約指数 2023年12月(全米不動産協会)
建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS
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