CFTC大口投機資金動向(1/23時点):原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における1月
23日時点の大口投機家の売り越しは261万9541枚となり、前週の257万
1645枚から拡大した。取組高合計は4339万4246枚となり、前週から65万
4502枚(1.53%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.6%増、債券
合計が0.9%増、為替合計が微減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が4.8
%増、エネルギー合計は2.8%増、金属合計は0.3%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って売り越しを拡大し、債券で新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小し
た。為替は手じまい売り、新規売りが出て買い越し(ドル売り)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、堅調な米経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退
し、利下げ開始は5月との見方が強まった。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)
では金利据え置きが見込まれており、金融当局者の見通しを確認したい。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が7万0645枚売り越し(前週5万6560
枚売り越し)、ユーロは8万8324枚買い越し(同10万4092枚買い越し)、英
ポンドは3万1437枚買い越し(同3万0931枚買い越し)となった。ユーロは手
じまい売り、新規売りが出て買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油は中東の緊張の高まりや中国の株安対策、堅調な米経済指標を受
けて買い優勢となり、昨年11月30日以来の高値78.21ドルを付けた。貴金属市
場では、金が米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けて戻りを売られた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が18万4018枚買い越し(前
週16万2034枚買い越し)に拡大した。買い戻しが手じまい売りを上回った。ニュ
ーヨーク金は16万9474枚買い越し(同17万9893枚買い越し)、ニューヨー
ク・プラチナは8341枚買い越し(同1万2557枚買い越し)に縮小した。金は手
じまい売りが買い戻しを上回り、プラチナは新規売りが新規買いを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが21万9200枚売り越し(前週21万
9968枚売り越し)に縮小、大豆は10万5994枚売り越し(同9万3668枚売
り越し)に拡大した。コーンは新規買いが新規売りを上回り、大豆は手じまい売り、新
規売りが出た。前週のコーンは、アルゼンチンの供給不安が支援要因になったが、大豆
の戻りを売られたことに上値を抑えられた。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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