(NY時間12:16)(日本時間02:16) モンデリーズ<MDLZ> 75.62(-0.73 -0.95%) スナック菓子・飲料のモンデリーズ・インターナショナル<MDLZ>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。通期のガイダンスを公表し、既存事業売上高の伸びが3-5%増と予想を下回る見通しを示したことが嫌気されている。 ただ、アナリストからは力強いコメントも出ている。「目先のつまづきにもかかわらず、同社はまだ商品を開発しているという。買収したクリフ・バー社のITシステム移行や価格交渉による欧州での販売中断といった逆風は小さな頭痛の種だが、同社の長期目標には影響しないと見ている」と述べた。 北米での第4四半期の販売数量はプレッシャーにさらされたが、スーパーボウルの活性化とコンバージョンが第1四半期の追い風になりそうだと見ているという。 (10-12月・第4四半期) ・1株利益(調整後):0.84ドル(予想:0.78ドル) ・売上高:93.1億ドル(予想:93.4億ドル) ・既存事業売上高:9.8%増(予想:9.7%増) 北米:1.9%増(予想 4.2%増) 欧州:11.6%増(予想:11.7%増) アジア・中東・アフリカ:7.9%増(予想:9.2%増) 南米:28.6%増(予想:26.8%増) ・粗利益率(調整後):38%(予想:36.6%) ・営業利益率(調整後):15.1%(予想:15.3%) (通期見通し) ・1株利益(調整後):1桁台後半 ・既存事業売上高:3~5%増(予想:6.6%増) ・FCF:35億ドル以上 【企業概要】 Oreo・Ritz・Tobleroneなどのブランドのスナック菓子と飲料製品を製造し、世界のスーパーマーケットチェーン・卸売業者やその他小売店向けに販売する。クッキー・クラッカー・チョコレート・ガム・キャンディー・粉末飲料のほか、チーズ・食料品を取り扱う。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
 
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