●論点解説金、年初からの値下がりを相殺完了=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て、金相場の値位置は切り上がっている。パ
ウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は3月利下げの可能性を明確に否定した
が、一方で追加利上げの議論は終了し、利下げのタイミングに議論の中心はシフトして
いることが確認できる。更にどの程度のディスインフレが見られれば十分と判断される
のかは不明だが、マーケットも5月か6月の利下げをメインシナリオに設定している。
いずれにしてもこれから政策金利の水準は段階的に切り下がることになり、米金融政策
要因では緩やかや上昇地合が支持されている。概ね年初の価格水準まで戻しており、一
気に2100ドル台乗せが可能か調整局面を挟んだ後か、1月雇用統計の結果を見て判
断する局面になる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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