●短期見通し穀物、戻り売り優勢の地合が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、需給緩和評価の上値圧迫が続いている。南米の生産環境が総じて良
好なこともネガティブ。アルゼンチンの熱波に対する反応は広がりを見せず、逆にハー
ベスト・プレッシャーが警戒される。米国産輸出鈍化に対する懸念も強い。急落対応は
求められないが、戻り売り優勢の展開が維持されよう。じり安の展開が続く見通し。
 大豆は、ブラジルの降雨が上値を圧迫している。更に収穫作業が始まっているためハ
ーベスト・プレッシャーも上値圧迫要因になる。南米産の供給が始まれば、米国産の輸
出鈍化リスクも高まる。アルゼンチンの熱波を受けての買いも続かず、地合の悪さを確
認している。自律反発も見られるが、1200セント水準で下げ止まりを打診する動き
の有無が焦点になる見通し。同水準でのサポートが崩れる可能性が高い。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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