[2月5日からの1週間の展望]
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週間高低(カッコ内は日付) 1月29日〜2月2日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
<東 京> 先限 37,200 37,600(2) 37,020 (30) 37,570 + 170
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<シカゴ>1日終値 前週末比 |<週間統計データ> (1月25日まで)
24/3 447.25 +1.00 |週間輸出検証高: 90万1,958トン
24/5 458.25 +2.50 |週間輸出成約高:135万1,200トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 146.40円 前週末比 1.35円の円高
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【前週のレビュー】とうもろこしは強気に転換の兆しも売買低迷で仕掛けは難しい。
先限が3万7000円台で値固めできるかに注目。シカゴコーンは南米産からハーベス
トプレッシャー(収穫期の売り圧力)が強いとした。
【とうもろこし先限は昨年末以来の高値まで上昇】
とうもろこし先限は3万7000円台を維持して推移した後、閑散商いのなか、2日
の午後になり、昨年末12月28日以来の高値となる3万7600円の高値をつけた。
14日間の相対力指数(RSI)が53台まで上昇するなど、テクニカル要因は強気に
なった。ただ、商いが低調で3万8000円を目指す強気相場に転換かの判断は難し
い。ファンダメンタルズからも決定的な強気材料を欠いている。1週間の値動き幅が
580円まで拡大したが、新規売買は伸び悩んでいる。
2日の安値3万7220円が支持線。小口の売りで急落する潜在的なリスクはある。
3万7000円割れとなると、3万6500円台まで下落余地が生まれる。半面、3万
7500円超えとなり、3万8000円まで抵抗線がなく、踏み上げ相場になる可能性
あり。
最も取組高の多い期先11月限は3万7000円が抵抗線になっており、今後、手じ
まい売りで3万6500円台まで下落リスク。先限にサヤ余せするかに注目。
15日に納会を控えている24年3月限が、3万4250円まで下落し、連日の一代
安値を更新。その後、2000円高の3万7000円まで反騰。現時点では期先への影
響はないが、期近の乱高下は警戒したい。
5日からの週も閑散商いが続くとみられるが、日本時間の9日の午前2時に米農務省
(USDA)から月例需給報告の発表があり、9日の深夜取引から9日の日中取引で新
たな方向性を示す可能性はある。
【シカゴコーンは安値圏で低迷、需給報告で新たな方向性を示す可能性】
シカゴコーンは1月29、30日に一代安値を更新する限月が見られ、下値模索とな
った。安値を離れているが、戻りは限定的で安値圏から抜け出せずに推移している。引
き続きブラジル、アルゼンチンの南米産コーンの増産予想が圧迫要因。2日にUSDA
から1月の米雇用統計の発表があり、強気の数字が出るとドル高要因となり、コーン市
況にとって売り材料になる可能性あり。
期近3月限は1月30日に436.50セントまで下落し、わずかに一代安値を更
新。440セント台に戻しているが、先月29日以降、450セント超えはなく、大幅
な売り押し状態にある投機家は売り姿勢を継続もよう。
2月第2週は8日に米農務省(USDA)から月例需給報告の発表がある。世界需給
予想でアルゼンチン、ブラジル産の24/25年度の生産予想が上方修正されるかに注
目したい。米国産コーンは輸出需要が下方修正があるかが注意を要する。
【当面の予定(イベント・経済統計)】
5日 中国サービス業購買担当者景況指数 2024年1月(財新)
独生産者物価指数 2023年12月(EUROSTAT)
ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年1月確報(Markit)
ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2024年1月確報(Markit)
ユーロ圏生産者物価指数 2023年12月(EUROSTAT)
米非製造業景況指数 2024年1月(ISM)
米週間穀物輸出検証高(USDA)
6日 ●ニュージーランド(ワイタンギデー)
キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
独製造業受注 2023年12月(経済技術省)
ユーロ圏小売売上高 2023年12月(EUROSTAT)
7日 独鉱工業生産指数 2023年12月(経済技術省)
米貿易収支 2023年12月(商務省)
8日 国際収支(経常収支) 2023年12月(財務省)
中国消費者物価指数 2024年1月(国家統計局)
中国生産者物価指数 2024年1月(国家統計局)
米新規失業保険申請件数(労働省)
米卸売在庫 2023年12月確報値(商務省)
米週間穀物輸出成約高(USDA)
世界穀物・需給報告(USDA)
米国産穀物・需給報告(USDA)
9日 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
独消費者物価指数 2024年1月確報(連邦統計庁)
建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS
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