追加:LME市況=アルミ・銅は続落、強気な米雇用統計を受けたドル高から

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,196.44  - 11.56       2,233.50  - 13.50
    アルミ合金      1,820.00     0.00        1,820.00     0.00
     銅         8,374.34  - 51.16        8,482.00  - 52.50
    ニッケル      15,984.50  +  0.50       16,235.00  +  5.00
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 アルミ3カ月物は続落。2247ドルと前日終値と同値で取引を開始。売り警戒感か
ら2253ドルまで上昇する場面が見られたが、1月の米雇用統計が強気な内容となっ
たことが米利下げ期待を後退し、ドル買いの動きが膨らんだことや序盤の米株式市場が
軟調となったことが弱材料視されて売り優勢となった。この日の安値は2226ドル。
安値を離れ2230ドル台は回復したが、小幅安で引けた。
 2月1日の指定倉庫在庫は2100トン減の53万3475トン。
 銅3カ月物は続落。8526ドルで軟調に取引を開始。中国の景気不安が重しとなっ
たうえ、強気な米雇用統計を受けて米利下げ観測が後退したうえドル買いの動きが広が
ったこと、序盤の米国株の軟調な足取りが重石となり、売り優勢で運ばれた。一時1月
24日以来の安値となる8454ドルを付けた、終値ベースで8500ドル台割れとな
り、1月23日以来の低い水準での終了となった。
 2月1日の指定倉庫在庫は5200トン減の14万0225トン。

 ニッケル3カ月物は小反発。これまで下落した後で売り警戒感が強まり、修正高とな
った。ただ、強気な米雇用統計を受けた米利下げ期待の後退や、ドル買いの動き、他非
鉄貴金属の軟調な足取りが意識されたことから、1万6430ドルまで値位置を上げな
た後、上げ幅を削り、かろうじてプラスサイドを維持して引けた。
 2月1日の指定倉庫在庫は114トン増の7万1262トン。
今日の材料
・2日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は大幅続落、40.59ポイント安の2730.15ポイント。
・欧州株はまちまち。
・1月の米雇用統計
 結果 35.3万人 予想 18.0万人 前回 33.3万人(21.6万人から修正)
 (非農業部門雇用者数・前月比)
 結果 3.7% 予想 3.8% 前回 3.7%(失業率)
 結果 0.6% 予想 0.4% 前回 0.4%(平均時給・前月比)
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=148.50円台まで急上昇。148.30円水準でニューヨーク
 時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは前日の安値1ユーロ=1.0778ドルと顔合
 わせしたところで下げ渋ったが戻り鈍く軟調に推移。
・米国は続伸。ニューヨークダウは134.58ドル高。ナスダック指数は267.31ポイント
 高。
・ニューヨーク貴金属はドル高から下落。ニューヨーク原油はドル高から続落。
MINKABU PRESS
*今日の材料に米国株を追加。

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