[今夜の視点]金・銀=米利下げ観測後退が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場では、予想以上の米雇用統計を受
けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の2041.07ドルから、パウエル米
連邦準備理事会(FRB)議長が早期利下げに慎重な見方を示したことを受けて売り優
勢となったのち、2034ドル台で下げ一服となったが、2038ドル台で戻りを売ら
れた。午後に入ると、2029ドル台まで下落した。
 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が早期利下げに慎重な見方を示し、3月の
利下げ確率が低下したことが圧迫要因になった。今夜は1月の米ISM非製造業景況指
数の発表がある。事前予想は52.2(前月50.5)に上昇するとみられており、3
月利下げの見方はなくなる可能性がある。
<今夜の予定>
・独生産者物価指数 2023年12月(EUROSTAT)
・ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年1月確報(Markit)
・ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2024年1月確報(Markit)
・ユーロ圏生産者物価指数 2023年12月(EUROSTAT)
・米非製造業景況指数 2024年1月(ISM)
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