ゴム午前=軟調、春節控えて直近の上昇に対する調整安場面

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、軟調。寄り付きでは、上海夜間安やドル・円が円高に振れたこと
を受けて、売りが先行した。また、前日から中国の春節の大型連休を控えて、直近の上
昇に対する調整場面となったことも売りを出やすくしている。TSR20は出来ず。

 午前11時40分現在のRSS3号は前営業日比14.4〜2.1円安。活発限月の
7月限は同2.5円安の281.5円、期先1月限は出来ず、推定出来高は1798枚
(前日夜間取引含む)。

【7月限は一時280円を割り込む】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、売りが先行する展開となっている。活発限月の
7月限は、一時276.2円まで下落する場面があった。その後、281円台まで戻し
ているが、今日の産地相場次第では、再び売り圧力が強まるとみる。
 年初からの上昇場面で、7月限は270円での取引時間が短かったことから、特に目
立った支持は見当たらない。このため再度、下落した場合は、節目の275.0円付近
が意識されそうだ。同水準も割り込むようなら、一時的にせよ270円を試す場面があ
ると予想する。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りがやや優勢となり、
1.3〜0.4セント安となっている。

 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2024年5月限は、前営業日
比105元安の1万3285元となっている。

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