[今日の視点]とうもろこし=シカゴ安も円安に相殺されて変わらずか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、シカゴの下落も円安に相殺されて変わらずか。夜間取引で先限は
変わらずの3万7450円で終了。夜間の出来高は6枚であり、引き続き閑散商いとあ
なるなか、玉の出方次第の展開となりそう。シカゴ期近3月限、1ドル=149.30
円から換算値は130円程度の上昇。
 先限は夜間取引で3万7210円まで値を落とした後に浮上し、3万7450円と
夜間の高値に近い水準で取引を終えている。下値確認感が強いうえ円安傾向にあるため
日中取引は底意の強い足取りとなりそうだ。
 8日のシカゴコーンは続落。米農務省(USDA)月例需給報告でわずかながら米国
の23/24年度需給緩和が示されたことや、アルゼンチン、ブラジルからの供給増加
観測、ドル高傾向が重石となった。連日、一代の安値を更新していることで売り警戒感
が強まっていることや、ブラジルでサフリーニャコーンの生育には土壌水分が不足して
いる状態にあるなど強気要因も浮上している。需給要因は引き続き重石ながら、反発に
転じる可能性が台頭しつつある点も留意しておきたい。

 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万7350〜3万7500円。本日の日
中取引の予想レンジは3万7200〜3万7670円。
 <今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 マネーストック 2024年1月(日本銀行)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫等級別在庫 2024年1月(大阪取引所)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2023年12月(トルコ統計機構)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 消費者物価指数 2024年1月確報(連邦統計庁)
◆ アメリカ ◆
【商品】2/10 05:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 雇用統計 2024年1月(カナダ統計局)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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