[今日の視点]とうもろこし=シカゴ安値更新で先限安の可能性あり

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、シカゴコーンが安値模索の動きとなる下落となったことから売り優
勢か。とうもろこし市場は商いが低迷し、先物市場としての機能が低下し、シカゴ安に
逆行高となる可能性はある。円安一服、シカゴコーン期近3、5月限が一代安値を更新
している環境下、新規買いは仕掛けにくい。
 今日、24年3月限が納会を迎えるが、既に建玉がないため、平穏納会となり、2番
限以降への影響はないとみる。シカゴ期近3月限、円相場1ドル=150.50円から
の換算値は270円安。先限は下落の可能性ありとみる。200円超の下落となっても
違和感はない。

 14日のシカゴコーンは下落。ドル高は一服したが、なおドルの先高感が強いことか
ら売り優勢。期近3月限は422.25セントまで下落し、一代安値を更新。投機家は
さらに売り姿勢を強めたもよう。買い戻しによる自律反発はあるが、当面は安値圏で低
迷か。15、16日は米農務省(USDA)主催の農業アウトルックフォーラムが開催
される。

 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万7200〜3万7300円。本日の日
中取引の予想レンジは3万6900〜3万7350円。
 <今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 雇用統計 2024年1月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 国内総生産 2023年10-12月期1次速報 (内閣府)
【経済】13:30 鉱工業生産指数 2023年12月確報(経済産業省)
【経済】13:30 小売業販売額 2023年12月確報(経済産業省)
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
【納会】--:-- とうもろこし 2024年3月限(大阪取引所)
【納会】--:-- 一般大豆 2024年2月限(大阪取引所)
◆ 中国 ◆
【休日】--:-- 春節
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】19:00 貿易収支 2023年12月(EUROSTAT)
◆ イギリス ◆
【経済】16:00 国内総生産 速報値 2023年10-12月期(国立統計局)
【経済】16:00 貿易収支 2023年12月(国立統計局)
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2023年12月(国立統計局)
【経済】16:00 製造業生産指数 2023年12月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 小売売上高 2024年1月(商務省)
【経済】22:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】22:30 輸出入物価指数 2024年1月(労働省)
【経済】22:30 製造業景況指数 2024年2月(ニューヨーク連銀)
【経済】22:30 製造業景況指数 2024年2月(フィラデルフィア連銀)
【経済】23:15 鉱工業生産・設備稼働率 2024年1月(FRB)
【経済】2/16 00:00 企業在庫 2023年12月(商務省)
【経済】2/16 06:00 対米証券投資 2023年12月(財務省)
【農産】22:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 製造業出荷 2023年12月(カナダ統計局)
 MINKABU PRESS
*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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