【場況】 金は続落。金はドル建て現物相場の下げ一服を受け、まちまちで始まった。その後は 買い戻されて小幅高となったが、円安一服などを受けて戻りを売られた。銀は出来ず。 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が25〜19円安、金ミニが21.5円 安〜1.0円高、ゴールドスポットが変わらず、銀が出来ず。 午前11時1分現在の出来高は、金が1万6378枚、金ミニが2712枚、ゴール ドスポットが7619枚、銀が0枚。 【NY金は米利下げ観測後退が圧迫も下げ一服】 金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要因になったが、ドル高一 服を受けて下げ一服となった。1月の米消費者物価指数(CPI)が事前予想を上回 り、米FRBの利下げ開始は6月とみられている。金ETF(上場投信)から投資資金 が流出し、金の圧迫要因になった。ただ1月の英消費者物価指数(CPI)は前年比 4.0%上昇と事前予想の4.2%上昇を下回った。米国債の利回り上昇が一服し、ド ル高が一服すると、金の下支えになった。また米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁 は、インフレが米FRBの目標である2%に低下するまで利下げを待つべきではないと いう見解を示した。 イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスとの戦闘停止確保を目指すさら なる協議には交渉団を派遣しない方針とした。ハマスの要求を「妄想」だとして再びは ねつけた。パレスチナ自治区ガザ最南部ラファについて、民間人の退去後にハマスに対 する攻撃を進めるとした。ドイツのベーアボック外相は、130万人が避難しているパ レスチナ自治区ガザ最南部ラファへのイスラエル軍による攻撃は人道的大惨事になると 述べた。 金先限は夜間取引で9615円まで下落した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ 観測後退が圧迫要因になった。円相場は1ドル=150円台前半で円安が一服した。2 四半期連続のマイナス成長を受けて円安に振れたが、介入警戒感から買い戻された。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、米連邦準備理事会(F RB)の利下げ観測後退が圧迫要因になったが、ドル高一服を受けて下げ一服となっ た。アジア市場では、朝方の1992.95ドルから、1994ドル台まで上昇したの ち、ドル安一服を受けて上げ一服となった。 午前11時現在、1992.52ドルで推移。銀は2236セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が1992.06ドル、銀が2200セント。 MINKABU PRESS
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