(NY時間13:00)(日本時間03:00) アメリカン・ウェル<AMWL> 1.31(+0.20 +18.02%) 医療の遠隔ケアのプラットフォームのアメリカン・ウェル<AMWL>が大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかった。 一方、同社は25年度までの通期ガイダンスを公表しており、24年度の通期売上高見通しは予想を下回ったものの、25年度については予想を上回る売上高見通しを示した。 アナリストは「米国防総省保健局(DHA)との契約が2025年の成長加速の原動力になると予想。同契約の最初のマイルストーンは完了し、5つの施設でデジタル行動医療が開始された」と述べている。 また、「24年度の見通しで、DHAとの契約に関連する研究開発費の増加を見込んでいるが、同社は24年度はその増加分を回収する計画しかないため、EBITDAの見通しはコンセンサスを下回ることになる」と述べた。 (10-12月・第4四半期) ・1株損益:-0.17ドル(予想:-0.19ドル) ・売上高:7070万ドル(予想:7020万ドル) ・粗利益率(調整後):60.4%(予想:61.6%) ・EBITDA(調整後):-3690万ドル(予想:-3700万ドル) (通期見通し) ・売上高:2.59~2.69億ドル(予想:2.71億ドル) ・EBITDA(調整後):-1.55~-1.60億ドル(予想:-1.27億ドル) (25年度通期の暫定見通し) ・売上高:3.35~3.50億ドル(予想:3.02億ドル) ・EBITDA(調整後):-3500~-4500万ドル 【企業概要】 医療提供者と患者に、デジタルによる遠隔ケアのプラットフォームを提供する。在宅での一次診療や緊急医療から、脳卒中や精神疾患系の専門性の高い分野の遠隔からの病院診療までを網羅した医療提供を可能にする。モバイル・Web・電話などからアクセス可能で、ケアの合理化、コスト削減にも寄与する。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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