ポンド円は上昇トレンド維持 英中銀は景気後退よりもインフレに照準=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 本日のポンド円は米小売売上高を受けたドル円の瞬間的な下落で、一時188円ちょうど付近に下落したものの、その後は189円付近まで買い戻される展開となっている。本日の21日線は187.85円付近に来ているが、その水準は堅持されており、上昇トレンドが続いている。

 本日は第4四半期の英GDP速報値が予想に反してマイナス成長となり、英経済はテクニカル的なリセッション(景気後退)入りとなった。市場では早期利下げ期待が高まっているが、英中銀はインフレに注目しており、英経済の景気後退にはあまり関心を示さないとの指摘が出ている。

 景気後退に陥ったが、ヘッドラインを構成する数値が不安定で、特に消費支出の低迷は今年初めには急反転する可能性があるという。いずれにせよ、英中銀はインフレを2%に抑えることを目標としているため、GDPよりも賃金上昇率やインフレ、特にサービスインフレに照準を合わせているという。

GBP/JPY 188.81 USD/JPY 149.95 GBP/USD 1.2592

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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