[今日の視点]とうもろこし=需給緩和見通しを受けたシカゴ安に圧迫される

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、シカゴ安を背景に期先から売り優勢か。夜間取引では商いが成立せ
ず。今日も閑散商いが続き玉の出方次第の展開が予想されるが、シカゴ期近3月限、
1ドル=149.95円から換算値は330円程度の下落。25年1月限は序盤、
250円程度の下落になると予想。
 1月限は日中取引で値位置を落とす可能性はあるが、前日に3万6760円まで値を
落とした後に戻しているため、下落に対する抵抗は強いと予想。3万7000円が支持
線となるか。シカゴコーン期近3月限は再び一代の安値を更新しているため買いの手掛
かりは乏しく、積極的な押し目買いが見られる可能性は低い。新甫の25年3月限は3
万7000円台に値を乗せて発会できるかどうかが注目される。
 15日のシカゴコーンは総じて続落。米農務省(USDA)が穀物展望限りにおいて
24/25年度のコーン需給緩和見通しを示したことが弱材料視され、期近3月限は
一代の安値を更新。南米諸国でも降雨が続き生育環境が改善に向かっていることも弱材
料となっている。米国の利下げ観測後退がドル高止まりを促すなど、コーン市場に関連
する材料は弱気な内容が目立つ。再び一代の安値を更新する可能性があるなか出の低迷
場面が続くと予想される。

 JPXとうもろこし期先1月限の寄り付き予想は3万7000〜3万7250円。本
日の日中取引の予想レンジは3万6900〜3万7250円。
 <今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2月4日-2月10日(財務省)
【経済】13:30 第3次産業活動指数 2023年12月(経済産業省)
【発会】--:-- とうもろこし 2025年3月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 一般大豆 2025年2月限(大阪取引所)
◆ 中国 ◆
【休日】--:-- 春節
◆ フランス ◆
【経済】16:45 消費者物価指数 2024年1月確報(INSEE)
◆ イギリス ◆
【経済】16:00 小売売上高 2024年1月(国立統計局)
【納会】--:-- WTI原油 2024年3月限(ICE EUROPE)
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 住宅着工・許可件数 2024年1月(商務省)
【経済】22:30 生産者物価指数 2024年1月(労働省)
【経済】2/17 00:00 消費者信頼感指数 2024年2月速報値(ミシガン大)
【商品】2/17 05:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 卸売売上高 2023年12月(カナダ統計局)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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