金・銀市況=軒並み上昇、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,677    +63     9,681   +57  : 2,004.02   +11.37
銀          116.7  +10.6     109.0  +2.7  : 2,296.00   +51.00
プラチナ     4,318    +23     4,333   +10  :   896.45    +6.45
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   943.17    +9.24
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.24   +0.10  ユーロ・ドル相場   1.0760  +0.0032
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【市況】
 金、銀は軒並み上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、円安や
ドル建て現物相場の下げ一服を受けて堅調となった。午後に入ると、円安を受けて上値
を伸ばした。銀はニューヨーク高や円安を受けて総じて上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが57〜63円高、ゴールドスポットが63円高、銀
が2.0〜10.6円高。
 推定出来高は、金が2万2339枚、金ミニが3760枚、ゴールドスポットが
4728枚、銀が35枚。
【金は米小売売上高の減少などが支援】
 金先限は9691円まで上昇した。ニューヨーク高や円安が支援要因になった。円相
場は1ドル=150円台前半の円安に振れた。米アトランタ地区連銀のボスティック総
裁が利下げを求める準備ができていないとの見方を示したことに加え、植田日銀総裁が
先行きマイナス金利の解除等を実施したとしても、緩和的な金融環境は当面続く可能性
が高いと述べた。銀先限は109.8円まで上昇した。

 金は1月の米小売売上高や米鉱工業生産が弱い内容となり、ドル安に振れたことが支
援要因になった。ただ2月のニューヨーク連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀
景況指数は改善しており、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が6月との見
方に変わりはなかった。今後発表される経済指標と金融政策の見通しを確認したい。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、もみ合い。きのうの海外市場では、米小売売上高の減少な
どを受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の2004.07ドルから、ドル
高を受けて下落したが、押し目は買われ、2005ドル台まで上昇した。午後に入る
と、ドル高に上値を抑えられた。
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