−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 4 2,049.4 + 18.7 シカゴ大豆 2024/ 3 1,133.00 -14.75 NY銀 2024/ 3 2,298.2 + 19.8 シカゴコーン 2024/ 3 399.75 - 6.25 NYプラ 2024/ 4 909.6 + 4.1 NY原油 2024/ 4 76.49 - 2.12 NYパラ 2024/ 3 988.50 + 18.30 ドル・円 150.47 - 0.04 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は150.40円台で推移 NY為替市場、ドル円は150円台半ばで取引を開始。欧州時間に150.75円台 まで上昇する場面が見られたものの、前日同様に上値を追う雰囲気はみられなかった。 米雇用とインフレ、そして成長の指標が依然底堅い米経済を示し、FRBの早期利下 げ期待も後退しているが、それらを材料にした米国債利回り上昇が一服感を見せ始めて いることから、ドルの上値も重くなっており、ドル円も150円台での膠着。 ただ、ドルは短期的には上昇が続き、下半期に下落する可能性があるとの見方も根強 い。エコノミストは今後のドル相場について、年後半にドルの弱気姿勢が鮮明になるま での期間、やや強気バイアスがかかった中立的な見方を維持している。年央にかけて欧 州経済が改善する一方、財政支援が弱まり、過剰貯蓄が完全に枯渇するにつれて米成長 が鈍化すると予想しているようだ。 ◎NY貴金属=金・銀が反発、プラチナ系貴金属は続伸 ニューヨーク金、銀は反発。 金4月限は反発。時間外取引では、ドル高一服感から買い優勢となり、終盤、6ドル 超の上げ幅を維持し、小高く推移。日中取引では、前半こそ上げ幅を縮小したが、中盤 から後半にかけて米10年債の利回り低下を背景に上げ幅を拡大した。ユーロの上値の 重さが足かせとなり、一時2050ドル超えとなった。上げ幅を縮小したが、堅調に引 けた。 銀3月限は反発。時間外取引は上げ幅が限られたが、買い優勢となり、小高く推移。 日中取引は金の上げ幅拡大につれ高もようとなり、一時2300セント超えとなった。 高値を離れたが、堅調に引けた。 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。 プラチナ4月限は続伸。時間外取引では、戻り売り優勢となり、一時893ドル台ま で下落。安値を買い拾われ、戻り歩調となり、900ドルを回復したが、終盤は約5ド ル安で推移。日中取引では、金、銀の上昇に支援され、下値を切り上げ、プラスサイド に反転となった。911ドル台まで上昇したが、投機家は買いに慎重姿勢をとった動き となり、伸び悩んだ。 パラジウム3月限は日中取引では小安く推移。日中取引では切り返し、一時999ド ル台まで上昇。1000ドルが抵抗線となり、上げ幅を縮小も堅調に引けた。 ◎LME=アルミ・銅はドル堅調を受け下落、ニッケルは続伸 アルミ3カ月物は続落。2202ドルで小高く寄り付いた後はアジア株の堅調な足取 りが手掛かりとなって値位置を切り上げ一時は2213ドルまで浮上。高値を離れた後 も2204ドルを支持線とする高もみとなったが、欧州の時間帯に急速に軟化。ドルの 堅調な値動きが嫌気された。2184ドル前後でもちあった後に買い戻されて2200 ドル台を回復したが、売り直されて2175ドルまで急落。安値を買い戻されたものの 2184ドルが抵抗線として意識される安もみとなり、この日の安値に近い水準で終 了。 銅3カ月物は小反落。ドルが堅調に推移するなか売り優勢となった。8600ドルで 小高く寄り付いた後、値を伸ばして8607.5ドルの高値を付けたが、その後は軟化 に転じた。欧州の時間帯に8495ドルの安値まで値を落としたことで売り一巡感が強 まって買い戻されて浮上したが8570ドルが抵抗線として意識される頭重い足取りと なり、プラス圏への回復に至らずに引けを迎えた。 ◎NY原油=反落、米国の原油在庫増を警戒し手じまい売り先行もよう ニューヨーク原油は反落。 前日はイエメンの武装組織フーシ派が潜水艦兵器を導入して紅海の船舶攻撃の拡大を 表明し、中東リスクから買い優勢となったが、この日は時間外取引から軟調に推移。欧 州時間は軟調に推移し、1.20ドル超の下落となり、77ドル台前半で推移。日中取 引に入っても売り優勢となり、77ドル割れとなった。米国株はニューヨークダウが続 伸となり、投資家心理が強気だが、米エネルギー省(EIA)が発表した米国内の原油 在庫が4週連続増加を示し、在庫増、需要減少懸念から、利食い売りを含む手じまい売 り先行もようとなった。 改質ガソリン、ヒーティングオイルとも反落。時間外取引から原油安と歩調を合わ せ、軟調に推移。日中取引も原油の一段安から売り優勢。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に続落、週間純輸出成約減と南米生産地の降雨で 大豆は期近から大幅続落。 ブラジル、アルゼンチンでの降雨とこれによる生育環境改善に加え、米農務省(US DA)週間純輸出成約高の大幅な落ち込みが弱材料視され、引き続き売り優勢で運ばれ た。 コーンは総じて続落。 米農務省(USDA)週間純輸出成約高が前週から減少して100万トンを割り込ん だことに加え、サフリーニャコーンが生育期を迎えているブラジルで降雨が発生し、土 壌水分不足懸念が後退していることが売りを呼ぶ要因になった。3月限は一時398. 50セントまで下落し、再び一代の安値を更新。中心限月の終値が400セントを割り 込むのは20年10月上旬以来のこと。 MINKABU PRESS
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