●論点解説穀物、農家も不満を抱きながら投げ売り=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 穀物相場の値下がり傾向が続いている。トウモロコシ3月限は400セントの節目も
一時下抜いた。問題視されているのが、農家の売り渋りが本格化していないことだ。一
部農家は現行価格での在庫売却を渋っているが、農家は大量の手元在庫を抱えているた
め、売り渋りをいつまでも続けることができない状況になっている。今後は作付け作業
も始まるが、在庫を保管し続けても値上がりの見通しが立たない中、保管コストを払い
続けるよりも、不安がある現在の価格で売却するニーズが高まっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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