金・銀市況=金は続落、1ドル=149円台後半の円高から軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/2    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,810    -16     9,812   - 29  : 2,035.67    +4.09
銀          114.0    0.0     110.7    0.0  : 2,249.00    +4.00
プラチナ     4,275    -39     4,288   - 16   :   883.90    -4.12
パラジウム   4,500      0     4,500      0  :   937.51    +5.25
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.87   -0.74  ユーロ・ドル相場   1.0833  +0.0005
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【市況】
 金は続落。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後、1ド
ル=149円台後半の円高を受けて、軟調な展開となり、正午前に先限は29円安で推
移。午後になり、終盤にジリ安となり、一時40円超の下落となった。引け前に下値を
五切り上げたが軟調に引けた。
 銀は夜間取引から12月限が下落した。

 前営業日比は、金標準、金ミニが30〜16円安、ゴールドスポットが15円安、銀
が1.1円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が2万6973枚、金ミニが4426枚、ゴールドスポットが
1万0346枚、銀が2枚。
【金先限は終盤に9800円まで下落も打診買いか】
 金先限は正午過ぎに9805円まで軟化した。9800円の節目が支持線となり、下
値を切り上げたが、終盤に再軟化し、9800円まで下落。安値を買い拾われ、下げ幅
を縮小。25年2月限は発会して日が浅く、買い戻しは少ないとみられ、打診買いが喚
起されたもよう。
 JPX金は場中の円高進行から下げ幅を拡大したが、ドル建て現物相場は2036ド
ル台で推移している。買い方としては、短期線の5日間移動平均線(2033ドル台半
ば)を上回った状態で今夜、1月の米個人所得・支出(PCE)デフレーター)の発表
を迎えたい場面。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米国内総生産(GDP)改
定値の下方修正が下支えになったが、米個人消費支出(PCE)デフレータの発表を控
えて上げ一服となった。アジア市場は、朝方の2034.97ドルから、ドル安を受け
て堅調となり、正午前に2036ドル台まで上昇。午後になり、反落したが、2034
ドルで買い拾われた。今夜、1月のPCEデフレータの発表を控えているが2036ド
ル台にジリ高。
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