●論点解説ゴム、引き続き株価動向に注目=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ゴム相場は高値圏での取引が続いている。株価一服と連動して短期筋の利食い売りが
上値を抑えているが、株価動向次第でまだ上振れリスクを抱えた地合になる。最近の上
昇については産地相場高とも連動しているため、タイ北部の天候不順の影響も指摘され
ている。ただし集荷量は落ち込んでおらず、JPXゴム相場の期近にプレミアムを加算
していくような動きも見られない。サヤはフラット傾向にあり、急伸地合形成と整合性
がとれていない。このため、専ら株価動向を見ながらの投機色の強い価格形成とみるべ
きだろう。その意味では、1月米PCEでフレーターを受けての株価急落が回避された
ことはポジティブ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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