●論点解説原油、地政学リスクのサポートは続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 月末の原油相場は調整売り優勢の展開になった。特段の新規売買材料は見当たらず、
持高調整が中心の展開になっている。中東情勢は引き続き緊迫化しているため79ドル
台に乗せる場面も見られたが、80ドルの節目攻略には至っていない。ラマダン前の休
戦合意は困難との見方が関係各国から示される中、短期基調は引き続き上向きになる
が、ボックス傾向が強い。
 なお、Reutersは2月の石油輸出国機構(OPEC)産油量が日量9万バレル
増加したと発表した。ただし、これは1月に生産トラブルに見舞われたリビアが15万
バレルの増産となった影響であり、イラクを含む主要産油国は減産対応を実施してい
る。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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