再送:海外市況サマリー(1日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金   2024/ 4 2,095.7  + 41.0    シカゴ大豆   2024/ 5  1,151.25  +10.50
NY銀   2024/ 5 2,336.4  + 47.9    シカゴコーン  2024/ 5    424.75  - 4.75
NYプラ  2024/ 4   888.0  +  4.0    NY原油   2024/ 4     79.97  + 1.71
NYパラ   2024/ 6   962.50 + 15.70   ドル・円              150.12  + 0.17
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は150.10円台で推移
 ドル円は1ドル=150円台に戻し、一時150.70円台まで上昇。前日は月末絡
みの円買いのほか、上昇が警戒されていたPCEデフレータが予想通りだったことで安
心感が広がり、ドル売りも加わる形でドル円は149円台前半まで一時下落した。しか
し、状況に変化はなく、PCEデフレータ発表後もFOMC委員からは「年内利下げの
可能性はあるものの、もう少し証拠を確認したい」との見解が示され、ドル買いにつな
がった。しかし2月の米ISM製造業景況指数が弱気の数字となり、中盤に反落とな
り、150円台前半でもみあいとなった。
◎NY貴金属=金は続伸、一連の米経済指標が弱くドル安に
 ニューヨーク金、銀は続伸。
 金4月限は続伸。1月の米建設支出や、2月の米ISM製造業景気指数が弱かったほ
か、2月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が速報値から下方修正されたこと
がドルを圧迫し、ドルの代替資産である金相場を押し上げた。今月の米連邦公開市場委
員会(FOMC)で利下げ開始は見送られる公算だが、米経済の不透明感から早期の利
下げ期待がやや強まった。
 銀5月限は続伸。ドル安が相場を押し上げた。
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナは反発、パラジウムは続伸。
 プラチナ4月限は続伸。1月の米建設支出、2月の米ISM製造業景気指数、2月の
米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値など一連の米経済指標が弱かったことが手掛
かり。対主要通貨でドル売りが優勢となった。
 パラジウム6月限は続伸。ドル安を手掛かりに買い戻しが優勢だった。

◎LME=アルミ・銅は小幅続伸、米早期利下げ観測再燃で
 アルミ3カ月物は小幅続伸。2224.50ドルで小安く取引を開始し、2208ド
ルで買い支えられた。2月のユーロ圏の消費者物価指数が事前予想を上回ったことが圧
迫要因ながら、2200ドル割れはなく、下値堅く推移。その後、金が2月の米ISM
製造業景況指数が事前予想を下回り、ドル安となったことから暴騰したこと、銅が反落
後に切り返したことなどに支援され、2248.50ドルまで上げ幅を拡大した。
2250ドルを超える上伸力はなく、上げ幅を縮小したが、小高く引けた。
 銅3カ月物は小幅続伸。8484.50ドルで小幅安で寄り付いた。2月のユーロ圏
の消費者物価指数が事前予想を上回り、インフレ警戒感などから8427.50ドルま
で軟化。しかし2月の米ISM製造業景況指数が弱気の数字となり、早期の米利下げ観
測の再燃から戻り歩調となった。8534ドルまで上昇したが、2月26日の高値
8545ドルが抵抗線となり、上げ幅を削る動きとなったものの小幅高で引けた。

◎NY原油=反発、弱い米経済指標が支援要因に
 ニューヨーク原油の期近は反発。
 1月の米建設支出や、2月の米ISM製造業景気指数が弱かったほか、2月の米ミシ
ガン大学消費者信頼感指数・確報値が速報値から下方修正されたことから、米経済の下
振れや早期の米利下げ開始が意識された。ただ、今月の米連邦公開市場委員会(FOM
C)で利下げは見送られる公算。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油高に連動した。

◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近から急反発、コーンは反落
 大豆は期近から急反発。
 南米産地では雨勝ちの天気が続いているものの、受渡通知期間に入っている3月当限
がカラ売り筋の買い戻し主導で急伸したことで、期近3本は2ケタ高となった。また引
け後の米農務省(USDA)の1月の月間圧砕高に対して強気の見方もあったが、前年
同月比は上回ったものの、前月比では減少した。

 コーンは反落。
 南米産地での雨勝ちの天気に加えて、2月のロシアやウクライナからの輸出急増で小
麦か急落したことに圧迫されて、大豆の上昇に追随できなかった。
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