金・銀市況=金は大幅続伸、現物相場の再上昇で180円超の上昇

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         10,255   +192    10,246  +181  : 2,117.29   +34.58
銀          114.0    0.0     117.7  +7.0  : 2,380.00   +74.00
プラチナ     4,311    +48     4,319   +15  :   890.70   + 5.12
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   949.76    -7.30
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.51   +0.24  ユーロ・ドル相場   1.0850  +0.0006
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【市況】
 金は大幅続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建
て現物相場の反落を受けて上げ一服となったが先限は正午過ぎに150円近い上げ幅を
維持。午後の取引は現物相場の再上昇から上げ幅を拡大し、全限月が180円超の上昇
で引けた。全限月が一代高値を更新。
 銀はニューヨーク高を受けて期中以降が上昇した。上げ幅は限月によって異なり、先
限の上げが目立ち、7円高で引けた。先限の25年2月限が一代高値を更新。
 前営業日比は、金標準、金ミニが181〜192円高、ゴールドスポットが190円
高、銀が変わらず〜7.0円高。
 推定出来高は、金が5万5276枚、金ミニが9670枚、ゴールドスポットが
1万3541枚、銀が35枚。
【金先限は日中取引の終盤に1万0259円の高値】
 金先限は夜間取引で上場来高値1万0252円を付けた。先限の上場来高値を2日連
続で更新。日中取引で1万0202円まで上げ幅を縮小したが、大幅高で推移。夜間取
引から日中取引の序盤は損切りとなる買い戻しが殺到。買い一巡後、日中取引の中盤は
利食い売りが増えたもようだが、終盤に1万0259円の高値をつけ、さらに上場来高
値を更新した。
 14日間の相対指数(RSI)は82まで上昇し、稀に見る強気。同時に買い過熱感
が台頭している。いったん利食い売りで修正場面があっても違和感はない。
 連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が6日に下院で7日に上院で議会証言
を行う。利下げを急がない方針を表明するとみられるが、金現物相場は2100ドル台
で高止まりして推移。パウエル議長の議会証言、明晩から発表の米労働市場に関する経
済指標を消化して、2100ドル、または短期線の5日間移動平均線(2078ドル
台)を維持できるかに注目。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上昇。きのうの海外市場は、米連邦準備理事会(FRB)
の利下げ期待などを受けて一段高となった。アジア市場では、朝方の2114.47ド
ルから、利食い売りなどが出て軟調となったが2110ドルが支持線となり、下値堅く
推移。午後になり、再上昇となり、2119ドル台まで上値を伸ばした。
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